デュラン・デュランが「Second Life」でライブを開催
1980年代初めにデビューして以来,次々にヒットを飛ばしてきたイギリスの超大物ロックバンド「Duran Duran」(デュラン・デュラン)。2004年にはオリジナルメンバーが再集合してニューアルバムをリリースするなど,20年以上にわたって活躍を続けている現役最古参バンドの一つでもある。そんな彼らが,ある島を借り切って大規模ライブを開催するというニュース。とはいえライブ会場は現実には存在しない。これは,これまで何度か取り上げてきた個性的なMMOG「Second Life」でのお話なのである。 Second Lifeにはレベル上げも戦闘もクエストも用意されていない代わりに,プレイヤーに制限のない自由が与えられている。ビジネスを立ち上げて車や衣装を販売したり,好きな家を建てたり,どこかへ旅行に行ったりと,まさに「社会生活シミュレーション」と呼べるオンラインゲームである。 Second Lifeの仮想世界に存在する島を借りたのはBBCのRadio 1。そこでデュラン・デュランをメインにしたミュージックフェスティバルを開催し,さらに番組の二人のホストがゲーム上で彼らにインタビューする予定にもなっている。すでに,デュラン・デュランの3Dアバターの制作も依頼されており,現在,数多くのファンが会場となる島を「fully functional, futuristic utopia」(何にでも使える未来のユートピア)に作り変える作業を行っているとのこと。 仮想世界で本物のバンドがライブを行い,ラジオがそれを中継し,アバターがアバターにインタビューする。今はこうしてそれがニュースになるが,いずれ,ごく普通のことになるのかもしれない。いやあ,きっとそうなるんでしょうね。(松本隆一)
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Second Life |
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