「ソーサリアンオンライン」,待望の大人数向けコンテンツ「インベイジョン」を一足先に紹介
電遊社が正式サービス中の「ソーサリアンオンライン」。年末から年始にかけては,有料アイテムの販売開始や新規登録キャンペーン,さらに4日連続で日替わりGMイベントが実施されるなど,非常に活発だった本作だが,1月17日には新システム「インベイジョン」がテスト公開される予定だ。 このインベイジョンとは,ヤマトとリドニアに攻め込んでくるモンスターの大群を,大人数のプレイヤーで撃退するもので,パブリックサーバーに実装される。インベイジョンには,パブリックサーバーの上限である最大50人が同時に参加でき,これまでは少人数向けのコンテンツがメインだった本作に,待望の大人数向けコンテンツが登場することになる。 今回4Gamerでは,本作の開発/運営元である電遊社の東京オフィスにおいて,プレイヤーには“社長ブログ”でもお馴染みの代表取締役社長 林省吾氏に,一足早くインベイジョンの紹介をしてもらうことができた。ちなみに“社長ブログ”こと「ゲーム人の徒然ブログ」では,本作で行われたイベントの模様なども紹介されているので,こちらもチェックしておこう。
■数百体のモンスターが出現,フィールドエリアで大激戦に
代表取締役社長 林省吾氏
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インベイジョンの戦場は,ヤマトの場合は「ファルティシア草原」,リドニアの場合は「アトレ岬」と,いずれも街の隣接エリアとなっている。テスト公開中は,インベイジョンは一日に2回程度実施される予定で,実際の流れは以下のようになっている。
・インベイジョン開始30分前(ゲーム内時間の半日前) システムメッセージで全プレイヤーに, 「パブリックホスト*にモンスターの侵攻を確認,半日後に***で戦闘となる模様,RANK*の[リドニアorヤマト]所属冒険者に***防衛を要請する。」 というようなメッセージが送られる。
このメッセージを受けて,参加を希望するプレイヤーは,リドニアの場合は「アトレ岬」の入り口,ヤマトの場合は「ファルティシア草原」の入り口に出現する石碑をチェックして参加申し込みを行う。参加申し込みは,インベイジョン開始時間になるか,定員に達するまで可能となっている。インベイジョンには50人まで参加できるが,テスト公開の段階では,定員30名からスタートなど,人数が少なめに設定される可能性もあるとのことなので,このあたりは注意が必要だ。
インベイジョンの参加申し込みは,それぞれのエリアの入り口にある石碑から行う。開始時間となり,ゲートが開くと,いよいよインベイジョンの開始だ
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・インベイジョン開始 インベイジョンが開始されると,敵が複数の部隊に分かれて街に向かって進軍してくる。プレイヤーは,その部隊を協力して撃退するのだが,これがなかなか一筋縄に行かないものになりそうだ。というのも,道に沿って進軍する部隊もあれば,隠れていて突然出現する部隊などもあるからだ。インベイジョン中は,マップ画面で敵の位置や侵攻状況をリアルタイムに確認できるので,作戦を立てながら行動する必要があるだろう。
また,「陣営」と呼ばれる敵モンスターの拠点が所々に出現し,陣営を殲滅しないまま放置しておくと,例えば陣営から次々とモンスターが出現してくるなど,さまざまな面で防衛が困難になってくる。数百体のモンスターが出現するということなので,まさに激戦と呼ぶにふさわしい攻防が繰り広げられることになりそうだ。
インベイジョン中は,パーティメンバーだけではなく,敵モンスターの位置もマップ画面から確認できる。随時戦況を確認しつつ,モンスターの進軍を阻止しよう
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・インベイジョン終了 敵軍のボスを倒すか,敵陣営をすべて壊滅させるか,時間内の被害をある程度で抑えるなどの条件を達成すると,インベイジョンは終了となる。インベイジョンの制限時間は,いまのところ30分程度を予定しているとのこと。モンスターが街に到達しても,制限時間中は即座にインベイジョン終了とはならないが,終了後の報酬に影響するので,ここは一つプレイヤー同士で協力して,モンスターの侵攻を断固として阻止しよう。 インベイジョンの結果は, 「〜への侵攻は〜によって見事防衛されました」 「〜への侵攻を食い止めることが出来ず,〜軍に多大な被害が出ました」 というように,それぞれに応じたメッセージで確認できる。
・報酬 さて,見事敵の侵攻を阻止したとなると,気になってくるのが報酬だろう。インベイジョンでは,参加した人すべてに国から報酬が与えられる。また,とくに活躍したプレイヤーには,より多くの報酬が与えられるとのことだ。この報酬はメダルのようなものが予定されており,そのメダルを集めることで,メダルでしか手に入らない装備などを得たりできるという。
このメダルは,テスト公開の時点からもらえるとのことなので,インベイジョンに参加して,いまのうちから集めておくといいだろう。メダルと交換できる具体的な報酬については,正式実装時に公開される予定なので,楽しみにしておこう。
インベイジョン中は,次から次へとモンスターが出現する。単独で挑んでも,あっという間に取り囲まれてしまうので,参加者全員の連携が攻略の鍵となる
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さらに今後は,このインベイジョンを核にして,モンスターの侵攻だけではなく,チャプター(シナリオ)が進行することにより,リドニアにヤマト軍が攻めてきたり,逆にヤマトにリドニア軍が攻めてきたりといった国家間の戦争に発展させていき,将来的には大規模PvPを導入する予定とのこと。 また現時点では,インベイジョンの結果は,終了後の報酬に影響するだけだが,これをさらに発展させる計画もあるとのこと。例えば,インベイジョンの結果によって,NPCの販売するアイテムの価格が変化するなど,世界全体に影響があるようなシステムが予定されている。
■スキルキャップの開放や,新シナリオの導入なども順次実施
ここまでの紹介で,インベイジョンの概要はイメージできたのではないだろうか。林氏によると,このインベイジョンの導入は,大勢で遊べるコンテンツが欲しいというプレイヤーの要望に応えて,前倒しで実施されることになったものだという。 さらに,インベイジョン導入以降のアップデート予定についても話を聞くことができた。1月17日のインベイジョンテスト公開を皮切りに,2月には現在ランクIIIまでとなっているスキル上限が,ランクIVに引き上げられる。また3月には,シナリオ第3弾「失われたタリスマン」,5月にはシナリオ第4弾となる「呪われたオアシス」が順次実装される予定となっている。その後も,大体2か月に一回のペースで新シナリオを追加していくとのことだ。 また,現状ではプレイヤーからちょっと高いのではないかと指摘されている,回復系の課金アイテムについては,回復量を抑えた低価格のものを用意するとのこと。このほかにも,倉庫の容量が2倍になる「倉庫チケット」や,キャラクタースロットの追加サービスなどが準備中。「倉庫チケット」は月額200〜300円程度,キャラクタースロットは1体につき,月額100円程度の予定だという。これらの追加サービスも,近いうちに提供されることになるはずだ。 最後に林氏は,「国外のゲームをパブリッシングするのと比較して,運営をしながら開発も行っているのがソーサリアンオンラインの強みです。これからも,プレイヤーのみなさんの声を聞きながら,短いサイクルでアップデートを行っていきます」と語ってくれた。プレイヤーとしては,15本のオリジナルシナリオがもっと速いペースで実装されればいいのにと思うかもしれないが,各シナリオのボスモンスターなども,単なる既存モデルの色違いではなく,オリジナルのモデルから作成しているとのことなので,2か月に1本というペースもやむを得ないところか。インベイジョンと合わせて,新シナリオの実装もお楽しみに。(ginger)
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