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IGDA日本,同人/インディーズゲームの制作者とユーザーの交流を図る「秋葉原ロケテゲームショウ1」を開催
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印刷2009/10/26 14:27

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IGDA日本,同人/インディーズゲームの制作者とユーザーの交流を図る「秋葉原ロケテゲームショウ1」を開催

会場となった秋葉原UDX
画像集#001のサムネイル/IGDA日本,同人/インディーズゲームの制作者とユーザーの交流を図る「秋葉原ロケテゲームショウ1」を開催
 2009年10月24日(土),秋葉原UDX東京フードシアターにて「秋葉原ロケテゲームショウ1」と銘打たれたイベントが開催された。主催はIGDA日本。

 このイベントは,同人ゲームを制作しているサークルがPCとゲームを持ち寄り,来場者に実際にゲームを遊んでもらおうというもの。
 同人ゲームの開発においては,普段はどうしてもネットを間に挟んでの意見交換が中心で,実際にゲームをプレイしているところを見る機会はないという。今回のイベントは,そういった悩みを解消する場として設けられた。販売はなく,純粋に「テスト」の場としてのイベントである。

盛況だった会場の様子
画像集#002のサムネイル/IGDA日本,同人/インディーズゲームの制作者とユーザーの交流を図る「秋葉原ロケテゲームショウ1」を開催 画像集#003のサムネイル/IGDA日本,同人/インディーズゲームの制作者とユーザーの交流を図る「秋葉原ロケテゲームショウ1」を開催

 イベントには5時間で850名近い入場者が訪れ,大盛況となっていた。無料でさまざまなゲームを遊べるイベントとして,来場者の多くは日頃あまり触れることのないタイプのゲームをプレイする機会を楽しんでいたようだ。また出展者も,「どこを楽しんでいるか」「どこが分かってもらいにくいか」といったことを直接観察できる機会として有意義なイベントになったようだ(実際こういった「人が遊んでいるところを見る」というテスト方式は,任天堂でも採用されていることで知られている)。

IGDA日本の公式発表によれば,参加者数は、来場者855名,サークル参加者約70名,スタッフ参加約20名で,全体で950名ほどとのこと
画像集#007のサムネイル/IGDA日本,同人/インディーズゲームの制作者とユーザーの交流を図る「秋葉原ロケテゲームショウ1」を開催
 近年,ゲームにおける「同人」あるいは「インディーズ」という言葉の定義は,大きく揺らいでいる。海外における「インディーズ」は,日本の「同人」とはまったく異なった意味を持っているし,日本国内に限っても従来の視点で同人ゲームと商業ゲームの区分を設定するのは難しくなってきた。

 実際,今回のイベントにはQ-Games(欧米の概念でいう「独立系開発会社」)やHSPプログラムコンテスト2009(母体は非営利団体),全日本学生ゲーム開発者連合など,「同人」「インディーズ」という言葉の広がりを感じさせる企業や団体が出展している。
 そういった中,「同人とは,インディーズとは」といった定義論はもちろん必要だろうが,それと同じくらい「今,同人/インディーズゲームはどのようなものを作っているのか」を実際に体験できるイベントは,重要な意味を持つように思う。

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 さて,物販の動員力を持たない(かつ,いわゆる18禁ゲームもない)にも関わらず,ほぼ常時会場が満員状態になっていたこのイベントだが,第二回の開催についてはやや不透明なようだ。理由は主に運営側のマンパワーにあるようで,「もしこのイベントを引き継いでくれるところがあれば喜んでお渡しします」とのこと。
 海外にはIGF(Independent Games Festival)といった大きなイベントがあり,ゲーム業界に一定のインパクトを与えている。日本においても,コミケとは違った視点を持ったインディーズゲームのイベントがもっと増えていいのではないだろうか。

画像集#004のサムネイル/IGDA日本,同人/インディーズゲームの制作者とユーザーの交流を図る「秋葉原ロケテゲームショウ1」を開催

IGDA日本,参加サークル紹介ページ

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