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ニュース
フェイス,WebMoney事業に対する公開買付けを実施,KDDIに売却へ
ウェブマネーが展開しているオンラインマネー事業は年々規模を拡大しており,
フェイスグループの収益の柱となっていた。一方,フェイスでは本業であるコンテンツ事業も拡大しており,映像制作などのコンテンツビジネスも好調で,今後はコンテンツ部分に集約した企業体を目指す方向で,事業の再編成を決定した模様。
オンラインゲームなどでも広く使われているWebMoneyだが,今回の件は,会社の移動であって事業内容などにも影響せず,ユーザーレベルでの影響はほとんどないものと思われる。
株式会社ウェブマネーに対する公開買付けへの応募に関するお知らせ
当社は、本日開催の取締役会において、当社の連結子会社である株式会社ウェブマネー(以下、ウェブマネー)の株式について、下記のとおり、KDDI 株式会社(以下、KDDI)が平成23 年6月13 日から実施する予定の公開買付け(以下、本公開買付け)に当社が保有する全株式26,899 株を応募する旨の応募契約を締結することを決議しましたのでお知らせいたします。
記
1.応募契約締結の理由
現在、インターネット等の普及により、音楽、映像、出版をはじめとする様々なコンテンツ市場は変革期にあります。当社は、昨年1月に楽曲資産を多数保有する日本コロムビア株式会社の株式を取得し、当社グループの傘下に迎える等、これからのコンテンツビジネスにおいては、上流部分を含めたコンテンツ配信のしくみの創出に、注力することが重要であると認識しております。
このような認識の下、当社は、本公開買付けへの応募によって得られた資金により、財務体質の改善を行うとともに、コンテンツビジネスへの先行投資やM&Aをはじめとする様々な施策を実施する等、戦略的に活用することで、当社グループの中核事業であるコンテンツの開発、配信事業に経営資源を集中してまいります。例えば、従来の主要音楽コンテンツメディアであったCD・DVD等に加え、ライブ・配信・ソーシャルメディア等を複合し、アーティストとのダイレクトな接点を世界中の音楽ファンに提供するような「新たなコンテンツ流通のしくみ創り」をさらに推し進めることが最善であると判断いたしました。
また、コンテンツの企画プロデュースから、プラットフォームの構築、配信機能までをカバーし、かつ、様々なアライアンス等で実現してきた、当社グループの強みとも言える迅速なサービスの提供は、現金、クレジット、プリペイド、携帯払い等から、適宜、最適な決済方法を採用することにより、当社がウェブマネー株式を保持していなくても可能であると考えております。そのほか当社の財務アドバイザーの助言等も踏まえ、本公開買付けに応募し、当社が保有するウェブマネー株式をKDDIに譲渡することが、ウェブマネーの企業価値向上に資するとともに、当社の経営資源の増強と集中に合致するものと判断し、本日、KDDIとの間で応募契約を締結し、同契約におけるKDDIの表明および保証が重要な点において真実かつ正確であること、並びに同契約に基づくKDDIの義務が重要な点において全て履行または遵守されていること等を前提条件に、本公開買付けに応募する旨合意いたしました。
フェイスプレスリリース
http://www.faith.co.jp/ir/pdf/0610_WM_TOB.pdf- この記事のURL: