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あの名作ストラテジー「M.U.L.E.」がついに復活? Kickstarterで新作「Alpha Colony」の開発資金の募集が始まる
Kickstarter「Alpha Colony: A Tribute to M.U.L.E.」
オリジナルのM.U.L.E.は,植民地となった惑星において,“ミュール”と呼ばれる四速歩行ロボットを購入し,それらを改良して惑星を開発するといういうゲームで,資源をオークションで売買したり,隕石落下などのランダムイベントを切り抜けたりして資産を築いていくことが目的だ。
M.U.L.E.を開発したDan Burton氏は,M.U.L.E.のほかに「The Seven Cities of Gold」(1984年)などを開発してゲーム史に大きな足跡を残す人物で,1990年代前半,ゲーム内に銃器や爆弾を安易に登場させることを頑なに拒んだため,Electronic Artsが計画していたM.U.L.E.の続編制作が中止されたことは,よく知られるエピソードだ。
Alpha Colonyは,1998年に他界したBurton氏の遺族の了承を得て制作される「精神的な続編」とのことで,グラフィックスやシステムに現代的な要素を盛り込みつつ,中核となる部分はM.U.L.E.を引き継ぐとしている。また,システムは同じでグラフィックスだけを新しくした「M.U.L.E. Returns」というオマケも同梱されるとのこと。対応機種は,PCおよびMacで,スマートフォン向けのバージョンも制作される予定だ。
Kickstarterに目標として挙げられているのは,50万ドル(約3950万円)と少々ハードルが高めだが,「名作ゲーム100選」などの企画では必ずといっていいほどリストアップされる伝説的な作品だけに,コアなファン層から大きな支持を得ることになりそうだ。
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