Adobe，Flash Playerの脆弱性は4月リリースのVer.9.0.124.0で修正済みと発表

　Adobeは，Flash Playerの脆弱性を悪用し，閲覧しただけでウイルスなどが実行されるSWFファイルが発見され，このSWFファイルへ誘導すべくサイトの改ざんが行われたり，SWFファイルのURLが掲示板などに書き込まれたりといった事例が発生しているとの報告に対し，この脆弱性は2008年4月8日にリリースしたFlash Playerの最新版（Version 9.0.124.0）で，すでに修正済みであると発表した。

　裏を返せば，最新版以前のFlash Playerを使っている場合，上記の脆弱性による被害を受ける可能性がある。今すぐインストール済みのFlash Playerのバージョンを確認し，それがVersion 9.0.124.0未満のものであった場合は，最新版へのアップデートを行っておこう。

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　ちなみにこうした騒動を受け，MMORPG「World of Warcraft」（以下，WoW）の公式サイトでは，Adobe Flash Playerの更新を推奨すると共に，WoWのコミュニティのハイパーリンク機能を一時的に無効にするなどの対応をとっている。