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グラナド・エスパダに国内アーティスト起用&クローズドβ情報
今回アナウンスされたのは,グラナド・エスパダの開発元であるIMC Games社との業務委託契約によりキャラクターデザインに小林智美氏,サウンドコンポーザーに久保田 修氏が参加するということ。小林智美氏はスクウェア・エニックスの「ロマンシング サ・ガ」「サガ フロンティア」シリーズのキャラクター・イメージデザインを手掛け,久保田 修氏は自らの創作活動のほか,コナミの「ビートマニアIIDX」やテレビドラマ「フェイス」のサウンドトラックCDへの楽曲提供などで知られる。両氏とも,開発者キム・ハッキュ氏(Kim Hakkyu)の強い希望で起用され,HUEの橋渡しで実現したという。
本家韓国でのサービスをはじめ,今後追加されるアートワークや音楽には順次,二人のアーティストの手がける要素が追加されていくことになる。
また,本日の発表内容に触れて「韓国に先駆けて最新の映像をお目に掛けます」と述べ,さらに「新しいクリエイターお二人の参画により,よりご満足いただける作品になると期待しております」という言葉で挨拶を締めくくった。
■クローズドβテスターの募集枠は数百人規模
MCC(Multi Character Control)の様子などが見て取れるプロモーションムービー(ダウンロードは「こちら」から)を上映した後,グラナド・エスパダの概要について一通りの説明を行う。ゲーム内容の確認を兼ねた説明であったため,内容の大半は既報のものだったが,インスタンスダンジョンの説明において「単純に強い敵を求めて入るだけでなく,例えば何分以内にすべての敵を倒すとか,目的を持ってプレイできる」と強調していた点が印象的だった。
また,フィールドとしてこれまでも紹介されてきた「リボルドウェ」の街,「テトラ遺跡」のほか,新しく「アル・ケルト・モレッツァ」(幻影宮)の紹介がなされた。グラナド・エスパダの教団を統括する施設として建設されたが未完のまま放棄されたという大聖堂には,「インスタンスダンジョンも用意されている」(同氏)という。
気になるサービス日程についてだが,氏の説明によると「近日中に韓国でクローズドβテスター募集の告知がなされ,その1〜2週間後に国内でも募集が開始される。そして,韓国での募集が終了し,必要なバグフィックスが行われた1〜2週後に,日本国内でも募集を締め切ってβテストを開始する」とのことだった。
また,「クローズドβテストは,MCCやスタンス,インスタンスダンジョンといった一つ一つの項目に沿って試してもらう形になります。人数は数百名規模,ファンサイトを持つ人やオンラインゲームに経験が深い人を中心に厳しい意見を述べてもらい,品質の向上に協力していただくことになります」と,やや踏み込んだ説明もなされた。
「はっきりした日程が申し上げられなくて申し訳ないのですが」と前置きしつつも「夏の間にクローズドβテストを何回かに分けて実施し,秋口にオープンβテスト,早ければ年末,遅くとも年明けには正式サービスに移行します。いろいろな日程はもうしばらくで明らかにできると思います」と述べていたので,続報を油断なく待ちたいところだ。
なお会場には,冒頭で触れた久保田 修氏も出席しており,平田雅一氏からプロフィールも含めた紹介がなされた。また今回取材中とのことで出席できなかった小林智美氏についても,同じく平田氏より「現在決まっている5種類のキャラクターの衣装および,新キャラクターのデザイン」をお願いする旨の説明があった。
発表会終了後に行われたデモプレイおよび,開発者キム・ハッキュ氏(Kim Hakkyu)へのインタビュー(読者へのメッセージムービーは「こちら」,インタビュー記事は「こちら」)については,別記事で情報をお届けする。そちらもぜひお見逃しなく。(Guevarista / photo by kiki)
(C)1999 Tomomi KOBAYASHI
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