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[COMPUTEX]Antec,P180の後継「P280」を公開。9月以降に1万4000円前後で発売へ
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印刷2011/06/02 20:33

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[COMPUTEX]Antec,P180の後継「P280」を公開。9月以降に1万4000円前後で発売へ

 2006年の登場後,静音性で高い評価を集め,マイナーチェンジを重ねながらのロングセラーとなったAntecのPCケース「P180」に,いよいよ後継モデルが登場予定だ。COMPUTEX TAIPEI 2011メイン会場の1つであるTWTC Nangangに出展した同社は,報道関係者に「P280」のモックアップを公開。2011年9月以降,第4四半期中までに,1万4000円前後で日本市場へ投入する予定と明らかにしている。

側面吸気孔などのないシンプルな外観と,前面の扉に貼られたアルミパネルが,P180の後継機たる雰囲気を醸し出すP280。ただし,前面パネルの色は,今日(こんにち)的な流行を鑑みて変更する可能性が高いという
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 どんな製品なのかは下に示した写真を見てほしいが,正直,1万4000円前後というのは驚きの価格設定だ。Antecで世界市場向けのセールスディレクターを務めるTak Niwa氏は,「日本市場の状況を踏まえたうえで,競争力のある価格を提示する」としており,期待が高まるところである。

前面上部にUSB 3.0ポートを2つ引き出せるのは今風。一方,前面パネルを270度開ける仕様はP180から継承している
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前面下部に用意された吸気孔部には埃を防ぐための着脱式フィルタが設けられている。フィルタを外すと,120mm角ファンを2基搭載できるようになっているのも分かる。ここには液冷用ラジエータの搭載も可能だそうだ
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側板を開けたところ。前面120mm角ファン×2を利用すると動作音が大きくなりすぎるという場合には,HDDトレイの(写真で)左手前側に120mm角ファンを搭載し,吸気音の低減を図れるようにもしたという
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P180は静音性を重視しすぎるがゆえに吸気が弱く,「窒息ケース」と揶揄されることもあったが,それを改善すべく,前面パネル部のスリットを大きめにとったとのこと。電源ユニット用の吸気孔も大きく取られ,側板を開けずとも簡単にアクセスできる埃フィルタがやはり用意されている
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ドライブベイは5インチ×2,2.5インチシャドウ×2,3.5インチシャドウ×6。3.5インチシャドウベイはカートリッジ式になっている
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マザーボードの背面から固定するタイプのCPUクーラーを,マザーボードを取り付けたまま着脱できるよう,マザーボードトレイ部は大きくくり抜かれている。モックアップが採用するファンはAntec製の「TrueQuiet 120」だ
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写真で左と中央のファンに挟まれているのはファンのへ給電を括制御するための基板。ファンのケーブルをいったんここでひとまとめにし,電源ユニットとはケーブル1本で接続できるようにするという

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マザーボードトレイ背面には30mmほどのスペースが確保されており,ハイクラス電源ユニットの太くて硬いケーブルもなんなく引き回せるとのこと。背面の熱を排気できるよう,後方にスリットが設けられているのもポイントだ
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というわけで筐体背面。拡張スロットは9本あり,XL-ATX仕様のマザーボードに対応する。また,E-ATX(ExtendedATX)フォームファクタにも対応し,300mm超級のグラフィックスカードも差せるとAntecはアピールしている

 このほか,Antecのブースには同社のミドルクラスPCケース「SOLO」後継となる「SOLO II」なども公開されていた。これらについては後ほど追記したい。

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