業界動向
シネックスとユニティが経営統合。2012年1月1日より「テックウインド」に
「テックウインド」って何? という人も多いと思うが,これはシネックスの新商号で,2011年1月1日に社名が変更される予定だ。
ユニティとシネックスはともにMCJのグループ会社であり,また,シネックスは2011年3月にユニティを子会社化しているため,今回の経営統合はMCJグループ内での再編ということになる。
もともと米SYNNEXの関連会社だったシネックスは,2005年4月にMCJのグループ会社となったわけだが,現在まで社名の変更がない状況だった。
一方の米SYNNEXは,2010年12月にPC関連の販売代理店である丸紅インフォテックを関連会社化しているのだが,そのときに社名をシネックスインフォテックへと変更しており,「シネックス」を名乗る販売代理店が日本に2社存在するという,なかなか不思議な状態が続いていた。テックウインドの誕生で,そのあたりはずいぶんすっきりしそうだ。
テックウインドへの統合後も,シネックスとユニティがこれまで行っていた代理店業務の内容に変更はないとのこと。ASUSTeK Computer製品などを取り扱うユニティと,Intel製品などを取り扱うシネックスの統合で,自作派PCゲーマーにとってなじみ深い会社名が消えるのはなかなか感慨深いが,今後はテックウインドが市場で存在感を示すことになりそうである。
なおユニティによれば,ユニティ自体は,直販サイト「Unity Direct」の運営という形で存続するとのことだった。
ユニティによるニュースリリース(PDF)
シネックス公式Webサイト
ユニティ公式Webサイト
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