イベント
能登麻美子さんと井口裕香さんによるオリジナルストーリーの公開収録も行われた「ECOハートフルステージ2010」,DEM用新アバターの存在も明らかに
「エミル・クロニクル・オンライン」公式サイト
ステージには,4月28日に発売されたばかりの「ECOドラマCD Vol.2」でティタ役を務めた声優の能登麻美子さんと,ネコマタ・桃役を演じた同じく声優の井口裕香さんの二人がゲストとして登壇。ECOの魅力をファンと共に堪能したほか,ドラマCDに関するトーク,さらにドラマCDのスピンオフとなるオリジナルストーリーを公開収録するといったパフォーマンスも披露した。また,ECOのオススメポイントを紹介するコーナーでは,本日(4月30日)実装予定のDEM用新装備がひと足早く公開されるというサプライズもあった。例年通り充実していたこのイベントを,時系列を追ってたどってみよう。
■ゲストが語るドラマCDについてのあれこれ
16:00から1時間にわたって行われた本イベントは,能登さんと井口さんのゲスト二人によるドラマCDについてのトークショーで幕を開ける。トークショーは司会が二人に質問を投げかけるという形式で進行し,最初の質問では,ゲストがそれぞれ自分の演じたキャラクターについて簡単に紹介。
次に,自分の演じたもの以外で気になるキャラクターは誰かと質問されると,井口さんは「ゆかなさんが演じたルルイエというキャラクターが好きです。かなり苦労しているのに,それを表に出さない三枚目なところが。あとそのキャラクターを演じているときのゆかなさんの後ろ姿も好き」と笑いながら収録時の様子も振り返っていた。
能登さんのほうは「ティタというキャラクターとしては,やはり主人公のエミル君には特別な感情があります。でも,個人的に一番気になったのは“デス”という敵キャラクターですね。名前からかなり怖そうなイメージを持っていたんですが,実際はすごくラブリーな敵キャラだったんです」と,CDの中に登場するサブキャラクターに思いを寄せていた。
また,ドラマCDの聞きどころに関しては能登さんが「エミルと,喜多村英梨さんが演じるマーシャ,それと桃ちゃんの掛け合いがすごく可愛いですよ」と話していた。桃役の当人である井口さんはそれを聞いて恥ずかしそうにしていたのが印象的だった。
■ドラマCDのスピンオフストーリーを公開収録
桃はティタ持ち前の天然っぷりに振り回されつつ,さまざまなアドバイスをしていく。最終的には“どらましーでぃー”というものを手に入れたら冒険者について良く理解でき,冒険者の数も増えるだろうということで丸く(?)収まっていた。
ちなみにこの公開収録の物語では,クエストの説明や冒険者のなんたるかが説かれ,実際に会場で聞いた人に,ECOがどのようなゲームなのか大まかに理解できる内容になっていたのだ。
■ECOのオススメポイントは「アバター」と「飛空艇」
イベント中盤では,ガンホー・オンライン・エンターテイメントのスタッフによるECOの魅力のひとつである「アバター」要素と,「飛空艇」についての紹介が行われた。
アバターについては会場の大画面モニタにキャラクターを映しながら,2000種類にも及ぶ魅力的な装備の一部を披露。
画面上で次々に服装や髪型を変えていくキャラクターに,ゲストの二人もたびたび声をあげていた。また,本日実装予定となっているDEM用新アバターも,会場にて一足早く公開。ファンには嬉しいサプライズとなった。
ECOの飛空艇に関しては,移動はもちろん,自身の好きなようにレイアウトしたり,部屋を作ってほかのキャラクターを招いたりできるといった,ハウジングシステムに近い性能を持つことが開設された。これについて,ゲスト二人にどんな家を作りたいかという質問が投げかけられると,井口さんは「実家が畳なので,ECOではフローリングの部屋にしたいです!」と,能登さんは「すっごくラブリーな部屋にしたいです。ピンクとか。今の自分の部屋が,まったく逆の状態なので」と答え,会場を大いに沸かせていた。
■ほとんど運と勘!? ECO○×クイズ
そして,クイズのあとはECOの決めポーズ(?)を会場全体でやることに。やりかたは,足を軽く開き,手でピースを作り顔の横に,そしてそのまま手を前に突き出しながら声高らかに「君に,憑依!」といった感じらしいので,もし会場に行けなかったECOファンなら,ぜひ画面の前で試してみよう。
この決めポーズとともに壇を降りるゲスト二人には,終了後も大きな声援が会場から飛んでおり,閉幕後も会場は熱冷めやらぬといった様子だった。
最後に,閉幕後に行われたゲスト二人に対する合同インタビューの様子を掲載しておこう。なお,インタビュー中の質問は,ガンホー・オンライン・エンタテイメントによってあらかじめ用意されたものだ。
――本日のイベントで,ECOのファンと接してみていかがでしたか。
みなさんすごく温かかったです。私もラグナロクオンラインの方では何度かやらせていただいたことがあったので,どんなものかというのは何となくわかっていたんですけど,実際にプレイの映像を見ると,凄く楽しそうだなという気持ちが強くなりました。きっとプレイをしている人もしていない人も,この一瞬でこう,心がぎゅっとなったんだろうなと思います。
能登さん:
最初は会場が暗くて良く分からなかったんですけど,途中で明るくなりまして,「あ,本当にたくさんの方が会場に足を運んでくださったんだな」と,それがとても嬉しかったです。直接ユーザーさんやこの作品が好きな方にお会いできるというのは,本当にいい機会だな,ありがたいなと思いました。
――今回は,ドラマCDのスピンオフストーリーを生アフレコされましたね。その感想を教えてください。
生アフレコをこんなに大人数の前でやるのは初めての経験だったので,本当にすごく緊張しました。手とかすごく震えてて,どうしよう……と。両手で支えたりしていたんですが,大好きな能登さんと,そして味里さんとかけあいをやらせていただくうちに,ドラマCDのアフレコのときを思い出して,自然に会話ができるようになってきたんです。緊張しましたが,いい経験をさせていただけたなと思いました。すごく楽しかったです。
能登さん:
そうですね。まず,こうやってみなさんに直接見ていただけて,みなさんの息遣いだったりとか,反応っていうものと一緒になって作っていくという感覚がすごくありました。お二人との掛け合いプラス,お客さんのリアクションでできあがる作品というのがあるなと。それは一期一会のものだと思うので,今日はお客さんとひとつになってできた朗読劇だったなと思います。
あと本編中は,桃ちゃんと掛け合えることがほとんどなかったので,井口ちゃんと掛け合いをできたのが嬉しい。アフレコのスタジオもそうですけど,反応をこういう場だとまた違った意味で強く感じられることがあるので,すごく楽しかったです。
――非常に盛り上がっていたECOのアバターについてどう思いますか。
めちゃくちゃかわいかったです! コスチュームでネコマタ・桃になれたり,きぐるみでキノコになれたりとか,おうちが作れたりとかちょっと興奮しちゃいました。女の子だったら抱いている「アイドルになりたい」とか,「将来こういうことをやりたい」という思いを,ゲームの世界で実現できたりもするし,かわいいお洋服も着せたりできるし,何だろう,これはめちゃくちゃハマるだろうなって思いました。
私がやらせていただいたラグナロクも,もちろんお洋服とかを着られたりしますけど,それ以上に種類が多かったり,種族によっていろんなパターンがあったり,なんかもうどんどんどんどんアレもほしいコレもほしいってなっちゃうんだろうなって思いました(笑)
能登さん:
今,井口ちゃんが言ったように,私も変身願望じゃないですけれど,どんどんキャラクターと自分がリンクしていくような気持ちになるだろうなってすごく感じました。こういう格好をさせたいというよりは,したい。つまり,私がこういう格好をしてみたいとか,こういうお部屋に住んでみたいとか,こういう風にどこかに出かけたいって気持ちになってくるだろうなって,リアルに感じることができました。
短い時間でしたけど,こういう部分がすごく魅力的なことなんだなって,実際に覗いてみたいなこの世界をって,そう強く思いました。
――○×クイズでお二人があの問題を考えられた理由を教えてください。
私は能登さんの次だったんですけど,思ったより「選ばれし人達」が少なくなっていったので,どんな問題にしようかなと悩みました。別の問題も考えていたんですけど,結局その瞬間に出てきたことを問題にしちゃいました。能登さんが,ステージに来るまでの少し前のことを問題にしていたので,私もできれば今日あったリアルの裏側で見えなかったところを,ECOのイベントに来ていただいた方にお伝えしたいなと。なので,楽屋で何を飲んでいたのかということを問題にさせてもらいました。
私たちがアフレコのときに飲むものといったらお水が多いので,その点でもみんなにわかりやすいかなって思ったんですけど,難しいかったですよね(笑)選ばれなかった,答えられなかった人たちにはちょっと申し訳ないなと思いながらも,楽しくやらせていただきました。
能登さん:
私も今日のことがいいかなって思った理由はやっぱりリアルタイムのことだからです。たくさんのお客さんが残ってらっしゃったら,逆にすごい少ないお客さんしか残っていなかったらと考えてはいましたけれど。
そこで,「今日,井口ちゃんと私,格好が似ている! 嬉しい!」と思って,そういう二人に関係したことを話せたらいいなと思ったら,自然とそこに落ち着いたといいますか(笑)この瞬間に出た問題に近かったかもしれないですね。
――過去に,ECOの種族の中で自由なドミニオンが好きとお二人ともおっしゃっていましたが,「自由」に何か特別な思いがありますか。
特別な思い……。役者って良い意味で色々な幅があって,自由にやれることが多いと思うんです。自由という言い方が正しいかは分かりませんが,役はある程度“桃”というキャラクターが決まっている。でも,そこからどういう風に色をつけるのか,どんな表現方法にするのかというのは,私が好きなこと,やりたいなって思ったことを出して,制作者のみなさんと調整していくものだと思うんです。
いままで経験してきた中で,ちょっとずつ自分のルールを決めそうになることが多いんですけど,それをこう破って,どんどん幅を広げて自由にやっていきたいという希望,願望があったので,ドミニオンを選びました。
能登さん:
私は,いま自分がやらせていただいていることを通してなんですけど,自由にたどりつくまでには,すごく難しかったり,大変なことを,通過しないとそこにいけないんだなって気がちょっとしています。
――最後に,ファンの方へメッセージをお願いします。
今日,イベントにこられて,みなさんのお顔を実際に近くで見て,すごく楽しかったです。エミル・クロニクル・オンラインは本当に絵本を見ているというか,絵本の物語の中に自分がどんどん引き込まれていくような感じとイベント中に能登さんも仰っていたんですけど,本当にその通りだと思います。もし私たちがECOをやりはじめたら,ゲーム上で出会えるかも知れない。色んな人との出会いも楽しんで,ゲームを進めていってほしいなと思います。今日はありがとうございました。
能登さん:
こうやってイベントで直接みなさんとお会いできる機会って素敵だなって思います。関わらせてもらった作品の魅力や,それを通して皆さんにも楽しんでいただきたいなという気持ちを,直接お伝えできるというのが何よりもありがたいこと,いいことだなと。
今日もたくさんの方が足を運んでくださって,全部をお伝えできたとは思いませんが,この会場を出たあとにゲームとか世界観を通して,皆さんの時間がもっともっと楽しくなってくれたら素敵だなと思いながらの1時間でした。このイベントに参加できてとてもうれしかったです。ありがとうございました。
――ありがとうございました。
「エミル・クロニクル・オンライン」公式サイト
- 関連タイトル:
エミル・クロニクル・オンライン
- この記事のURL:
キーワード
(C) BROCCOLI/GungHo Online Entertainment,Inc./HEADLOCK Inc.