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最新ゲームタイトルへの対応を進めた「GeForce Driver 182.46 Beta」公開
対応製品はGeForce 6以降。統合されるPhysXソフトウェアは,現時点で最新の「PhysX System Software 9.09.0203」となっている。
Windows XPおよび32/64bit版Windows Vista用がリリースされているので,すぐに入手したい人は下に示したリンクを利用してほしい。
→Windows XP用GeForce Driver 182.46 Beta(98.7MB)
→32bit版Windows Vista用GeForce Driver 182.46 Beta(95.6MB)
→64bit版Windows Vista用GeForce Driver 182.46 Beta(112MB)
リリースハイライトによると,182.46 Beta版ドライバでは,シングル/マルチGPU環境において,近々にリリースされるPCゲームタイトルへの対応を進めているという(原文:Optimized single GPU and SLI support for upcoming PC games.)。時間の都合で,きちんとした確認はできていないが,おそらくプロファイルが追加されているものと思われる。
このほか,リリースノートによると,いくつか問題点の修正が行われている。以下,全項目の和訳を試みたので,チェックしてもらえれば幸いだ。
●GeForce Driver 182.46 Betaで解決した問題(Windows XP)
- AGP版のGeForce 7/6搭載グラフィックスカードを搭載した環境に,(182.08版)グラフィックスドライバをインストールできない問題
- NVIDIA SLI(以下,SLI)動作を有効化していると,「Football Manager 2009」を正常に実行できない問題
- GeForce 9500 GTのSLI構成時に,「Cyberlink 4102」(※おそらく「PowerDVD 7 Ultra Build 4102のことだと思われるが詳細不明)を用いて,「noise reduction」「image enhancement」をいずれも100%に設定し,Blu-ray版「Resident Evil: Extinction」(邦題 バイオハザードIII)を再生すると,つっかかるような症状が発生する問題
●GeForce Driver 182.46 Betaで解決した問題(32bit版Windows Vista)
- GeForce 9500 GS搭載環境で,スタンバイもしくは休止状態へ移行したとき,GPUクーラーのファンが数秒間,最高回転数で動作する問題
- AGP版のGeForce 7/6搭載グラフィックスカードを搭載した環境に,(182.08版)グラフィックスドライバをインストールできない問題
- GeForce GTX 295のQuad SLI構成時に,「F.E.A.R.2: Project Origin」を実行すると,それまでに起動済みのアプリケーションが画面に残り,またたいて表示される問題
- NVIDIA SLI(以下,SLI)動作を有効化していると,「Football Manager 2009」を正常に実行できない問題
●GeForce Driver 182.46 Betaで解決した問題(64bit版Windows Vista)
- nForce 780a SLIチップセット搭載システムにおけるGeForce 9800 GTXの3-way SLI構成時に,GeForce 9800 GTX搭載グラフィックスカードがディスプレイと接続されていると,「Additional displays」から「Boost Performance」へと,Hybrid SLIの動作モードを切り替えられない問題
以上,現行の公式最新版である「GeForce Driver 182.08」から0.40弱のバージョン番号引き上げが行われたにしては小粒な印象が拭えないが,これから登場する最新ゲームタイトルをプレイする気満々なのであれば,導入する価値が相応にありそうだ。
なお,NVIDIAはPCゲーマーに対してβ版ドライバの導入を推奨しているが,それでもドライバのアップデートは自己責任となるので,この点だけはご注意を。
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