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「Catalyst 13.12」公開。久しぶりのWHQL版は,ここ3〜4か月のβリリース集大成に
すぐに入手したい人は下に示したリンクからどうぞ。また,どこからどうダウンロードすべきか確認したい人は4Gamerの最新ドライバリンクページをチェックしてもらえればと思う。
なお,「Display Driver」のバージョンは13.
→32bit版Windows 8.x・7用Catalyst 13.12(153MB)
→64bit版Windows 8.x・7用Catalyst 13.12(203MB)
→32bit版Windows Vista用Catalyst 13.12(151MB)
→64bit版Windows Vista用Catalyst 13.12(208MB)
→32bit版Windows 8.x・7・Vista用Catalyst Mobility 13.12確認ツール(944KB)
→64bit版Windows 8.x・7・Vista用Catalyst Mobility 13.12確認ツール(1.1MB)
→32/64bit版Catalyst 13.12チップセットドライバ(49.7MB)
→4Gamerの最新ドライバリンクページ
AMDによると,今回の13.12ドライバは,13.11 Beta9.5をベースに,MicrosoftのWHQL(Windows Hardware Quality Labs)を通過させたものとのことだ。4Gamerでは13.11 Beta9.5が登場したとき,その内容から,そろそろ公式最新版が出るのではないかと予測したが,果たしてそのとおりとなったわけである。
実際,英文リリースノートを見ても,そのアップデート内容は,「Catalsyt 13.8 Beta」以降,細かく刻まれてきたβ版リリースの集大成という印象が強い。その意味では,β版ドライバを導入しないポリシーの人にとって,待望の公式最新版とまとめることができそうだ。修正が進んだ「Frame Pacing」機能について,現行のFrame Pacingが解像度2560
同時に,ビデオ再生周りには,13.8 Beta以降のリリースでは言及のなかったバグ修正もレポートされているので,まったく同じというわけでもない。最新ドライバを積極的に試すタイプの人にとっても,意味のあるリリースになっているとも言えるだろう。
ドライバのアップデート作業は自己責任となるが,AMD製品を使っているユーザーに広く勧められるバージョンになっているとまとめておきたい。
## 以下,英文リリースハイライトまとめ(※新要素および修正内容として明らかになっているもののうち,これまでの公式βドライバで実装済みのものは,項目の頭に【 】でバージョン番号を入れた) ##
●Catalyst 13.12の対応製品
- Radeon R9 290・280・270シリーズ
- Radeon R7 260・250・240シリーズ
- Radeon HD 7900・7800・7700シリーズ
- Radeon HD 6000シリーズ
- ATI Radeon HD 5000シリーズ
- Radeon HD 8000Mシリーズ
- Radeon HD 7000Mシリーズ
- Radeon HD 6000Mシリーズ
- ATI Mobility Radeon HD 5000Mシリーズ
●Catalyst 13.12の新要素
・CrossFireの拡張
- 【13.11 Beta9.2,13.10 Beta】「Call of Duty: Ghosts」のマルチプレイモード,「Tom Clancy's Splinter Cell: Blacklist」「Saints Row IV」「Metro: Last Light」に向けたCrossFireプロファイルの追加または刷新
- 【13.10 Beta2,13.8 Beta】DirectX 10&11タイトルで,最大解像度2560×1600ドットまでのシングルディスプレイ構成に向けたFrame Pacing機能をCatalyst Control Centerから有効/無効切り替え可能に(関連記事1,関連記事2,関連記事3)
・Enduroの拡張
- 【13.11 Beta9.4,13.10 Beta2】「XCOM: Enemy Unknown」「NEED FOR SPEED RIVALS」「Total War: Rome 2」「Battlefield 4」「Saints Row IV」「Tom Clancy's Splinter Cell: Blacklist」「FIFA 14」に向けたEnduroプロファイルの追加または刷新
●Catalyst 13.12で解決した問題
- 【13.11 Beta9.4】Radeon R9 290シリーズ搭載環境の一部で,画面が時折真っ暗になったり,ディスプレイが認識されなくなったりする問題(※が「直るかもしれない」とされている。原文は「May resolve intermittent black screens or display loss observed on some AMD Radeon R9 290X and AMD Radeon R9 290 graphics cards」
- 【13.11 Beta9.2】Radeon R9 290シリーズ搭載環境で,「AMD PowerTune with Boost」の不具合によりファン回転数がバラつき,結果として古いDirectX 9タイトルがクラッシュすることのある問題
- 【13.10 Beta】CrossFire構成時にセカンダリGPUがPCI Express x1接続となる問題
- Catalyst Control Centerに表示されるHDMI Audio Driverの情報が誤っている問題
- Catlyst Control Centerで「AMD Steady Video」のオプションがグレーアウトする問題
- 【13.11 Beta9.5】Radeon R9 270X搭載環境で画面がちらつくことのある問題
- 【13.11 Beta9.5】「StarCraft」で画面表示がおかしくなる問題(※リリースノートには「Starcraft」としか書かれていないので,初代のことだと思われるが,正確なところは分からない。原文は「Resolves graphics corruption issues found in Starcraft」)
- 【13.10 Beta2】Autodesk製の3D設計ツール「Investor 2014」で画像表示がおかしくなる問題
- 「World of Warcraft」で水がちらついて見える問題
- 【13.10 Beta2】Enduroをサポートするシステムで,S3もしくはS4ステートに入っている最中に(あらかじめ接続されていた)ディスプレイを取り外すと,スリープステートからの復帰後,(ノートPC側の)画面に何も表示されなくなることのある問題
- 【13.11 Beta8】Windows 8環境で「Battlefield 4」を実行するとアプリケーションがクラッシュすることのある問題
- 拡張ディスプレイ環境で,Windows Media PlayerからAVI形式の高解像度ビデオを再生すると,画面が緑色になる問題
- Windowsストアアプリからインタレース方式のビデオを再生するとフレーム落ちが発生する問題
- Windows Media PlayerからWMV形式のビデオを再生するとビデオの表示がおかしくなる問題
- 関連タイトル:
AMD Software
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