お気に入りタイトル/ワード

タイトル/ワード名(記事数)

最近記事を読んだタイトル/ワード

タイトル/ワード名(記事数)

LINEで4Gamerアカウントを登録
「AMD Software 23.9.1」で「HYPR-RX」が利用可能に。RX 7800 XT/RX 7700XT専用ドライバも合わせて登場
特集記事一覧
注目のレビュー
注目のムービー

メディアパートナー

印刷2023/09/07 16:17

ニュース

「AMD Software 23.9.1」で「HYPR-RX」が利用可能に。RX 7800 XT/RX 7700XT専用ドライバも合わせて登場

画像集 No.001のサムネイル画像 / 「AMD Software 23.9.1」で「HYPR-RX」が利用可能に。RX 7800 XT/RX 7700XT専用ドライバも合わせて登場
 米国時間2023年9月6日,AMDは,Radeon GPUおよびAPU向けのドライバソフト「AMD Software Adrenalin Edition 23.9.1」(以下,Adrenalin 23.9.1)をリリースした。
 本バージョンはWHQL(Windows Hardware Quality Labs,ウィクル)通過版で,AMDが8月26日に実装を予告した(関連記事)新機能「HYPR-RX」に対応するドライバだ。

 また,9月8日に国内発売するミドルハイクラスGPU「Radeon RX 7800 XT」,および「Radeon RX 7700 XT」に対応したドライバ「AMD Software Adrenalin Edition 23.9.1 for AMD Radeon RX 7700 XT and RX 7800 XT」(以下,Adrenalin 23.9.1 for RX 7800 XT/7700 XT)の提供も始まった。

関連記事

RDNA 3世代のミドルハイGPU「Radeon RX 7800 XT」&「Radeon RX 7700 XT」の実力を探る。RX 7700 XTのコスパは良好だ

RDNA 3世代のミドルハイGPU「Radeon RX 7800 XT」&「Radeon RX 7700 XT」の実力を探る。RX 7700 XTのコスパは良好だ

 Radeonシリーズのミドルハイ市場向け新型GPU「Radeon RX 7800 XT」「Radeon RX 7700 XT」が,9月8日から発売となる。これらのレビューも解禁となったので,そのポテンシャルを確かめてみたい。ミドルハイクラスのGPUを欲するゲーマーにとって,どのような価値を持っているのだろうか。

[2023/09/06 22:14]

 「Radeon RX 7900」シリーズや「Radeon RX 7600」と同じように(関連記事1関連記事2),今回もAdrenalin 23.9.1 for RX 7800XT /7700 XTは,ダウンロード先,およびドライバのファイルが異なる。Adrenalin 23.9.1 for RX 7800XT /7700 XTでのみ確認されている問題もあるので,Radeon RX 7800 XT/7700 XTの購入を検討しているゲーマーは注意してほしい。

 HYPR-RXに関しては,Radeon RX 7800 /7700 XTの発表時(関連記事)にもまとめているが,ここで簡単におさらいしよう。HYPR-RXは,操作遅延を低減する「Radeon Anti-Lag+」(以下,Anti-Lag+)と,レンダリング解像度を動的に変化させてフレームレートを向上させる「Radeon Boost」,そしてAMD独自の超解像技術である「Radeon Super Resolution」(RSR)という3つの機能を,ワンクリックで有効化できるというものである。
 ちなみに,Radeon Anti-Lag+は,その名の通り,既存の「Radeon Anti-Lag」の改訂版で,ゲームのプロファイルに基づいて遅延の低減を図る技術とされている。そのため,Anti-Lag+は,AMD Softwareにプロファイルが含まれるゲームタイトルでしか利用できない。
 本校執筆時点で,Anti-Lag+用プロファイルがあるのは,AMD公式サイト(関連リンク)に記されている12タイトルのみだが,近日中にラインナップを拡充するとAMDは予告している。

 今回の目玉であるHYPR-RXも,AMD Softwareにプロファイルが含まれる「HYPR-Tuned」タイトルであれば,より高い効果が期待できるとという。「HYPR-Tuned」タイトルのリスト(関連リンク)には,15タイトルがラインナップされているが,こちらも近日中に拡充するそうだ。

 ただ,HYPR-Tunedタイトルではないゲームでも,HYPR-RXを有効化したうえでRSRやFSRを設定すれば,Radeon Anti-Lag/Anti-Lag+の低遅延とRadeon Boostによるフレームレート向上,超解像の高画質化が期待できるとのこと。HYPR-Tunedタイトルでしか使えないという縛りはとくにないようなので,リストされていないゲームでも設定してみる価値はあるだろう。

 なお,HYPR-RXに対応するのは,RDNA 3アーキテクチャベースのGPU,つまりRadeon RX 7000シリーズのみである。残念ながらRDNA 2やそれ以前のGPUでは利用できないが,該当するRadeonユーザーは試してみてほしい。

### 以下,英文リリースノートまとめ(Adrenalin 23.9.1Adrenalin 23.9.1 for RX 7800XT /7700 XT) ###

●Adrenalin 23.9.1の対応GPU
Radeon RX 7000シリーズ(※Radeon RX 7800XT /7700 XTを除く)
Radeon RX 6000シリーズ
Radeon RX 5000シリーズ
Radeon VII
Radeon RX Vegaシリーズ
Radeon RX 600・500・400シリーズ
Radeon Pro Duo
Radeon RX 7000M/7000Sシリーズ
Radeon RX 6000Mシリーズ
Radeon RX 5000Mシリーズ
Radeon 600シリーズ(OEM向け)


●Adrenalin 23.9.1 for RX 7800XT /7700 XTの対応GPU
  • Radeon RX 7800 XT,Radeon RX 7700 XT

●Adrenalin 23.9.1の対応APU
  • Ryzen 7000シリーズ
  • Ryzen 6000シリーズ
  • Ryzen 5000Gシリーズ,Ryzen PRO 5000シリーズ
  • Ryzen 4000Gシリーズ,Ryzen PRO 4000シリーズ
  • Ryzen 3000シリーズ,Ryzen PRO 3000シリーズ
  • Ryzen 2000シリーズ,Ryzen PRO 2000シリーズ
  • Athlon PRO 200GEシリーズ
  • Ryzen Mobile Processors with Radeon Graphics
  • Athlon Mobile Processors with Radeon Graphics
  • Ryzen PRO Mobile Processors with Radeon Graphics
  • Athlon PRO Mobile Processors with Radeon Graphics
  • Radeon 600シリーズ(Ryzen 6000 APU)

●Adrenalin 23.9.1が統合するコンポーネント(※比較対象はAdrenalin 23.8.2)
  • Display Driver Version:23.10.31.01-230824a-395510C-AMD-Software-Adrenalin-Edition(←23.10.29.06-230817a-395392C-AMD-Software-Adrenalin-Edition)
  • Radeon Settings:2023.0626.1405.1980
  • 2D Driver:8.1.1.1634
  • Direct3D:9.14.10.01526
  • OpenGL:23.07.230531_53c0013
  • OpenCL:31.0.21031.1005(←31.0.21029.6002)
  • AMD Windows Driver:31.0.21031.1005(←31.0.21029.6002)
  • Audio Driver:10.0.1.30(←10.0.1.27)
  • Vulkan Driver:2.0.270
  • Vulkan API:1.3.250

●Adrenalin 23.9.1における最適化
  • 記載なし

●Adrenalin 23.9.1における新要素
  • Radeon Anti-Lag+およびHYPR-RXに対応
  • 「Ghostwire: Tokyo」および「バイオハザード RE:4」が新たにRadeon Boostに対応
  • Radeon RX 7800 XTおよびRadeon RX 7800 XTに対応(※Adrenalin 23.9.1 for RX 7800XT /7700 XTのみ)

●Adrenalin 23.9.1で解決した問題
  • Dolby Atmos(ホームシアター用)を選択するとエラーメッセージが表示されることのあった問題

●Adrenalin 23.9.1における既知の問題
  • さまざまなゲームで,「Performance Metric Overlay」のフレームレート表示がN/Aになることがある
  • AMD SoftwareでAV1コーデックを選択して録画すると,音声と動画が同期しないことがある
  • AMD FreeSync Premium Proに対応した一部のSamsung Electronics製ディスプレイにおいて,ローカルディミングを有効にしていると,特定のゲームでディスプレイの明るさが正しい明るさにならないことがある
  • Radeon RX 7900 XTXなどの一部のAMD製グラフィックス製品において,「Baldur's Gate 3」をVulkan APIの設定でプレイすると,ゲームがクラッシュすることがある
  • Radeon RX 7900 XTXなどの一部のAMD製グラフィックス製品で,「SMITE」をプレイすると,ゲームがクラッシュしたり,ドライバのタイムアウトが発生したりすることがある
  • 「F1 2023」をプレイすると,断続的にゲームがクラッシュしたり,ドライバのタイムアウトが発生したりすることがある(※Adrenalin 23.9.1 for RX 7800XT /7700 XTのみ)
  • 「The Outer Worlds: Spacer's Choice Edition」で,Screen Space Global Illuminationを有効化すると,断続的にゲームがクラシュしたり,ドライバのタイムアウトが発生したりすることがある(※Adrenalin 23.9.1 for RX 7800XT /7700 XTのみ)

  • 関連タイトル:

    AMD Software

  • この記事のURL:
4Gamer.net最新情報
プラットフォーム別新着記事
総合新着記事
企画記事
スペシャルコンテンツ
注目記事ランキング
集計:11月10日〜11月11日