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Razer,Xbox 360&PC両対応を謳うワイヤレスヘッドセット「Chimaera」を発表。5.1ch対応モデルと価格を抑えた下位モデルの2製品が3月以降に登場
2010年1月に行われたコンシューマゲーム機市場への参入発表から1年以上。先にXbox 360用ゲームパッド「Razer Onza」の市場投入は明らかになっていたが,ようやくヘッドセット製品も姿を見せることになったというわけだ。
Razer Chimaera 5.1
ワイヤレスヘッドセットは,Dolby DigitalやDolby Pro Logic II,Dolby Headphoneに対応し,バーチャル5.1chサラウンド出力が可能。50mmドライバーを搭載した密閉型のエンクロージャ部には,ブームマイクやXbox 360用のマイク入力端子のほか,サウンドとマイクのボリューム調整用ボタンが用意されている。バッテリーの駆動時間は8時間以上とのことだ。
ちなみにワイヤレスといっても,Xbox 360で使用する場合,マイク入力はその仕様上,ゲームコントローラ側と接続する必要があるので,マイクの利用を前提とするなら“セミワイヤレス”といったところか。
ゲームのサウンドは,光デジタルケーブルかアナログRCAケーブル経由でRazer base stationに送られ,そこからヘッドセットへと無線転送される。
さらにRazer base stationには,4機までのRazer base stationをオフラインで接続することにより,プライベートコミュニケーション用のボイスチャットチャネルを創出できる機能も用意されているという。
接続方法や詳しい仕様などは公開されていないが,オフラインのボイスチャットチャネル機能は,LANパーティなどでゲームをプレイ中,相手チームを倒したときに「アイツらは大した腕じゃないな,HAHAHA!」などと,チーム内で笑いあうために用意されているらしい。
Razer Chimaera
加えて,オフラインボイスチャットチャネルの機能がRazer Chimaeraでは利用できなかったり,イコライザが使えなかったりもする。
ちなみに,5.1ch出力に対応していないせいか,バッテリー駆動時間は公称12時間以上となっており,Razer Chimaera 5.1よりも長時間使用できるようだ。
なお,両製品とも,販売代理店であるMSYからの国内販売に関するアナウンスは,今のところない。コンシューマゲーム機でもRazer製品を使いたいという人は,続報を待とう。
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