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[TGS 2017]これこそがゲーマーの秘密基地!? LEDイルミネーション機能「Chroma」による「新しいゲーム部屋のありかた」をRazerが提案
中にあったのは,「Razer DeathAdder Elite」と「Razer Firefly」,「BlackWidow Chroma V2」を中心とした環境だ。別途,Chromaのハードウェア開発キットがサポートするLEDテープライト4本によるイルミメーションと,Royal Philips Electronics傘下のPhilips Lighting(以下,Philips)が展開するIoT照明「Hue」を組み合わせることによって,部屋全体のライティングをコントロールしようというコンセプトになっている。
このデモでRazerが訴えたいことは2つ。1つは,デモに使っていたHueとの連携である。
Hueは「ZigBee」という無線通信プロトコルに基づく照明操作用の規格「ZigBee Light Link」を用いて,対応する照明を制御する仕様になっている。通信を司る「Hue Bridge」(Hueブリッジ)と複数の「Hue light」(Hueランプ)の間を無線通信することにより,スマートフォンなどのいわゆるスマートデバイスから照明を制御できるのだが,このHueシステムが今後,Chromaをサポートするのだという。すでにRazer側の準備は完了しており,12月にはHue側のアップデートも完了見込みだそうだ。
Razerによると,Chroma自体が制御できるLEDテープライトの数は最大4だが,Hueは事実上制限がない――ZigBeeの仕様上は最大6万5536――ため,Hueを組み合わせれば,室内ライティングのトータルコーディネートが可能になるとのこと。デモルームでは机の底面側に「Hue Lightstrip Plus」(Hueライトリボン),床の上に「Hue Go」が置いてあった。
Razerによると,こちらの機能は「まもなく」の実装予定。かつて「ゲーマー向けデバイスはオモチャじゃないんだから光らせない」と言われていた頃から一貫してLEDライティングにこだわってきたRazerの,Chromaに向けた本気度が窺えるデモだったと言えそうだ。
複数のRazer製デバイスをすでに持っているなら,本気で“秘密基地”の構築を始めてみるのもアリかもしれない。
国内未発表のBasiliskとWolverine,そして貴重な新型Blade Proも展示中
冒頭でも触れたとおり,Razerはブースで,国内未発表のワイヤードマウス新製品「Razer Basilisk」(以下,Basilisk)と,PCおよびXbox One対応のワイヤードゲームパッド「Razer Wolverine Ultimate」(以下,Wolverine Ultimate)を展示していた。
国内発売済みながら展示機がなかったというノートPC「Razer Blade Pro V2」(以下,Blade Pro V2)の,貴重な展示機もあったので,このあたりが気になる人はRazerブースに立ち寄ってみるといいだろう。
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