インタビュー
4月15日にオープンβテスト開始! 「仙魔道」でNPC“ツバキ”を演じる福井裕佳梨さんインタビュー
プレイヤーはまず,「人間界」からスタートし,やがて仙族と魔族の住む「虚空幻境」へと旅立つことになるのだが,この段階で,いずれかの勢力に属さなければならない。
仙族と魔族,そのどちらを選ぶかはプレイヤー次第となるわけだが,ここで見逃せないのが,プレイヤーの幼なじみという設定のヒロイン,仙族の“ツバキ”と魔族の“ミヤビ”の存在だ。
ふんわりした雰囲気ながら,どこか強さを秘めているツバキ。一方,キツそうな見た目ながら,弱さを抱えているミヤビ。どちらのヒロインが好きか? というのは,勢力を選ぶときの動機の一つになりそうだ。
さて,先日お伝えしたとおり,ツバキの声は福井裕佳梨さんが,ミヤビの声は喜多村英梨さんが担当している。今回4Gamerでは,ゲーム音声の収録現場を取材してきたので,まずは福井さんへのインタビューをお届けしよう。
なお,ボイスが実装されるのは,正式サービス開始時ということなので,オープンβテストが始まってすぐに二人の声を聞けるというわけではないが,どんな内容のセリフが収録されているのか,どんな気持ちが演技に込められているのか。そのあたりを想像してほしい。
「3倍返しよ!」なんて恥ずかしくて言えません
4Gamer:
よろしくお願いします……あれ? いつも靴を脱いで収録されるんですか?
いつも靴を脱いで,立ち上がってやるんです。少しでも……気持ちが多く入るようにと……。
4Gamer:
靴を脱ぐだけで,気持ちが入りやすくなるんですか?
福井さん:
そうですねぇ。やっぱり,かかとの高い靴だと……。
4Gamer:
力が入らなくなりそうですね。
福井さん:
はい,大地のパワーを受け取りながら。地に足をつけて(笑)。
4Gamer:
両足の裏でパワーを吸い取っているんですね(笑)。
さて,福井さんが仙魔道で声を担当しているツバキというキャラクターですが,設定資料を見ていると,なんとなく福井さんとイメージが似ていますよね。
福井さん:
光栄です(笑)。
4Gamer:
とはいえ,さまざまシチュエーションのセリフが用意されているので,中には「私だったらこういうことは絶対に言わない!」みたいなものもあったんじゃないかと思うんですが,いかがでしたか?
福井さん:
そうですねぇ……,バレンタインデーのセリフで,ホワイトデーのときには「3倍返しよ!」みたいなセリフがあったんです。ツンデレ……っていうのとはちょっと違うかもしれないんですけど,真心には真心をしっかり! みたいな。
4Gamer:
真心を3倍にして返せと。
私だったら,好きな方には恥ずかしくてそんなこと言えないです……。
4Gamer:
例えばチョコレートをあげるだけで精一杯で,お返しを要求するなんてことはできないと?
福井さん:
もう,あの,穴に隠れてます……みたいな,そういう感じだったので(笑)。
4Gamer:
じゃあ,そのあたりはツバキとはだいぶ違う感じだったんですね。
福井さん:
なので逆に,楽しく前向きな気持ちでやらせていただきました。
4Gamer:
自分とは違う性格の人にもなれるというのは,お芝居のだいご味ですもんね。
ただ,今回のような収録の場合,細切れのセリフが多いですよね。少しだけ聞かせていただいていたんですが,一つのセリフのあとに,全然違う感情のセリフがあったりするのに,よく切り替えられるものだなと驚きました。何かコツがあるんですか?
福井さん:
いやぁ……とんでもないです(笑)。
やっぱり言葉が繋がっているわけではないところは,ちょっと戸惑ったり,うまくできているのかな? って思ったりすることもあるんですけど,ディレクターさんやスタッフの皆さんのご指導のおかげで(笑)。
それと,事前に世界観や,ツバキちゃんのミヤビちゃんへの思いなどを教えていただけたので助かりました。
4Gamer:
正直なところとして,ストーリーの流れに沿ってセリフが変わっていくものと,今回のようなもの,どちらがお得意なんですか?
はっ……得意となると……ううう……正直,ごめんなさいごめんなさい(泣)……流れていくほうが……(消え入るような声で)。
でもこういうお仕事をやらせていただくことで,自分の視野が広がるといいますか,勉強になるといいますか。……本当にありがたいことです。
ミヤビへの思いと平和を愛する気持ちに共感してほしい
4Gamer:
仙魔道では,先ほどうかがったバレンタインデーやホワイトデー以外にも,いろいろな季節イベントが用意されているようですね。クリスマスイベントのセリフを聞いていて,ふと思い出したんですが,クリスマスになると福井さんはお父様からおもちゃ券をもらうというのは,本当なんですか?
そのとおりでございます(笑)。
でも去年はあの……私ではなく,弟がもらっていました。
4Gamer:
え,では福井さんはもらえなかったんですか?
福井さん:
私は……もういい子じゃないっていうことなんでしょうか(笑)。
父としては,「もう大人になったからな」というところもあったのかもしれないですけど。
4Gamer:
いい子じゃないってことはないと思います……。
ところで福井さんは普段,ゲームでは遊ばれるんですか?
福井さん:
だいぶ前は外で走り回って遊んだりとか,子供みたいなことばかりしていたんですけど,こういったお仕事でゲームにも携わらせていただけるようになってから,遊ぶようになりました。
4Gamer:
では最近,どんなゲームで遊びましたか?
福井さん:
ポータブルので,毎日遊んでます。
4Gamer:
もしかして,福井さんも出演されているあの作品ですか?
そうです(笑)。
すぐに「あああああっ」ってやられてしまうんですが,先に進んでみたい! という気持ちで,毎日やっています。なんだかそういう熱いパワーが出てくるんです。
4Gamer:
やはり福井さんが声を担当されたキャラクターを使うんですか?
福井さん:
最初は自分でやったキャラクターを使って,どういう風にやらせていただいたんだろう? とか,ちょっと客観的に見させていただくんですけど,途中からは別のキャラクターでも遊ぶんです。
いろいろと遊んでいるうちにお花が一杯の世界で幸せな気分になったり,「皆を守るために!」みたいなセリフに「わ〜ステキ!」って思ったりしながら遊んでます。
4Gamer:
なんだか凄く楽しんでいる様子が目に浮かびました。
では,仙魔道のようなオンラインゲームで遊んだことはありますか?
福井さん:
兄が一時期,凄くよく遊んでいたので,それを一緒になって見ていたことはあります。
4Gamer:
ご自分で遊んだ経験はあんまりないんですね。
福井さん:
あ,でも兄から,「お前はこっちのほうが合うんじゃないか?」って,ちっちゃなタヌキさんとか,ウサギさんとかが出てきて,島でワイワイ楽しむみたいなやつを教えてもらって遊んだことはありますよ。
でも今度,仙魔道でも遊んでみたいです! 世界観がかっこいいので。
4Gamer:
仙魔道もきっと,ワイワイ楽しめると思います!
では最後に,仙魔道のプレイヤーに向けて,ツバキのセリフの聴き所などを教えていただけますか?
ツバキちゃんの,ミヤビちゃんやプレイヤーさんへの思い,それと平和を愛する気持ちを表現しようと思ってがんばってみました。少しでも一緒に共感していただけたらなって思っています。
4Gamer:
ありがとうございました。
ツバキ役の福井さんのインタビューはここまで。明日はミヤビ役の喜多村英梨さんのインタビューをお届けする。
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