業界動向
Epic Gamesとスクウェア・エニックス,最新エンジン「Unreal Engine 4」の利用を含む包括ライセンス契約に合意
ライセンス提携の詳細は不明だが,スクウェア・エニックスの傘下にあるEidos Interactiveは,「Deus Ex: Human Revolution」(PC / PlayStation 3 / Xbox 360)や「TOMB RAIDER」(PC / PlayStation 3 / Xbox 360)などでUnreal Engineを利用しているため,すでにある程度の関係は構築されている様子。日本でもスクウェア・エニックスがリズムアクションゲーム「DEMONS’ SCORE」(iOS / Android)を,Unreal Engine 3ベースで開発したばかりである。プレスリリースでは,エピック・ゲームズ・ジャパンの河崎高之氏が,「スクウェア・エニックスの開発者の皆さんに,今後も長らく世界最高の開発ツールを提供し,サポートできることを楽しみにしています」と述べている。
Unreal Engine 4は,これまでも「Samaritan」や「Elemental」などのテクノロジーデモがリリースされている同社の新型ゲームエンジンで,2013年初頭にリリースされるというEpic Games自社開発の「Fortnite」が初の商業作品となる予定。かつてはアクションゲーム向けという印象の同エンジンだが,最近ではジャンルはもちろんのこと,対応プラットフォームやビジネスモデルを越えて幅広いサポートが行われている。2010年春に日本にも進出を果たしたことで,国内産のUnreal Engine搭載ソフトも今後は珍しくなくなるのかもしれない。
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