FPSからストラテジーゲームまで，快適なゲームプレイを目指すコントローラ「Steam Controller」のデモムービーが公開

　Valveは，2014年初頭に正式リリースが予定されているコントローラ「Steam Controller」で，実際にゲームをプレイしている様子を収めたデモムービーを公開した。


　Steam Controllerに関しては，9月の発表時にもお伝えしているが（関連記事），Valve独自のLinuxベースのオペレーションシステム「SteamOS」を搭載したゲーム機「Steam Machine」での利用を目的に開発されたコントローラで，オンライン配信システム「Steam」にラインナップされている，あらゆるゲームがプレイできる点がウリになっている。アナログスティックの代わりに円形のトラックパッドが本体の左右に配置されているという独特の形状で，マウスに近い精度の高い操作を実現しているという。


　今回公開されたムービーでは，一人称視点のシューター「Counter-Strike: Global Offensive」やパズルアクション「Portal 2」はもとより，ストラテジー「Sid Meier’s Civilization V」やアドベンチャー「Papers, Please」といった，マウスとキーボードでないとプレイが困難なジャンルのゲームまで，トラックパッドによってスムーズに操作できている様子が分かる。Steam MachineはWindowsやMac OS搭載のPCからストリーミングすることが可能なので，同コントローラはSteamOSにネイティブ対応したゲームに限らず，幅広く柔軟に対応していると思われる。


　Steam Machineは，リビングルームの大画面テレビに接続することが想定されている据え置きゲーム機のような位置付けだが，ソファやこたつでゲームをプレイするなら，確かにマウスとキーボードよりもゲームパッドのほうが適している。つまり，Steam MachineとSteam Controllerはセットで存在すべきものなのだ。「Dota 2」や「Torchlight II」といった，激しいマウス操作を必要とするジャンルのゲームにも対応しているのかは不明だが，今後の続報に期待したい。

「Steam」公式サイト