
連載
インディーズゲームの小部屋:Room#124「NonetOverture」

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本作の舞台となるのは,魔法が使えることが当たり前な世界。とある国の王女として生まれた主人公の少女シキは,類まれな魔法の才能とおてんばっぷりで,知らぬものはいないほどの有名人だ。
ある日,そんなシキが住む城に,大量の魔法生物による襲撃が仕掛けられた。この,自らをロードと名乗る人物が率いる集団,「クラスター」の侵攻を食い止めるため,シキは戦いに赴くのだった……。
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しかし,自慢じゃないが筆者は三つのキーを使う基本操作であっぷあっぷだ。その理由は,本稿を最後まで読めばお分かりいただけるだろう。ゲーム難度は,この基本操作を基準に設定されており,操作に自信がない人でも十分楽しめるので,その点はご安心を。
本作ではHP+MP制が採用されており,敵の攻撃を受けてHPゲージがゼロになるとゲームオーバー。また,ショットを撃つたびにMPが減少し,MPゲージがゼロになると一定時間攻撃不能になるので,無駄撃ちは厳禁だ。
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本作は,一見するとよくある弾幕系シューティングゲームのようだが,その最大の特徴は,敵の放った弾幕を同属性のショットで打ち消せるという点にある。敵は,この特徴を理解して最大限に活用しないと避けきれない攻撃を仕掛けてくるので,威力は高くても連射ができない高レベルショットより,小回りが利く低レベルショットのほうが使い勝手がいい場面もあるのだ。ショットをレベルアップさせるときは,3属性すべてを強化してしまわず,どれか一つは低レベルのままにしておくのがいいだろう。
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また,もう一つの特徴として,自機の放つのショットは打ち消した敵弾の威力の分だけダメージが上昇するというのも重要なポイント。つまり,強力な弾幕を打ち消すほど大ダメージを与えられるのだ。ボス戦ではこの特徴をうまく利用しないと,苦戦を強いられることになるだろう。
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とまあ,偉そうに書いてはみたが,実際筆者などはカラフルな弾幕を見て「まず赤を消して,青消して,もう一回赤を消して,次は緑……」などと考えているうちにパニックになり,結局どのキーを押せばいいのか分からなくってしまうのだ。この,ちょっぴりパズルゲームにも通じるところがあるゲームシステムが本作の魅力で,慣れてくるとだんだん快感になってくる。PhotonSystemの公式サイトでは,本作の体験版が公開されているので,興味を持った人はさっそくチェックしてみよう。また,製品版はダウンロード版/パッケージ版共に1050円(税込)にて発売中だ。
■PhotonSystem公式サイト
http://photonsystem.com/![]() |
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