インディーズゲームの小部屋:Room#174「Revenge of the Titans」

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タイトルを見ればお分かりのとおり,本作で敵となるのは土星の衛星タイタンからやって来た異星人。また,“リベンジ”とあるのは,同社が2006年に発売した「Titan Attacks」で,この異星人をかつて一度は撃退したという設定になっているからだ。
とはいえ,Titan Attacksは「スペースインベーダー」風のシューティングとゲームシステムがまったく異なるうえ,ストーリー的にも深いつながりがあるわけではないので,本作からプレイを始めてもまったく問題ない。そもそも,ストーリーが重要なゲームというわけでもないしね。
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前作では空からの攻撃に失敗したエイリアン共だが,今度は大規模な地上部隊を投入して地球侵略を再開した。プレイヤーの使命は地球軍の司令官となり,これを迎え撃つこと。逆襲ですか,いいですとも……。まずはそこに座って,ゆっくり話でもしようか。紅茶でも飲みながら……というわけにはいかないので,このあきらめの悪い宇宙人共をコテンパンに叩きのめしてやろう。
タワーディフェンスゲームには大きく分けて,敵が道などの決まったルートを通って攻めて来るものと,マップ上を自由に移動しながら攻めて来るものの2タイプがあり,本作は後者に属している。つまり,マップによっては文字どおり四方八方から敵に攻撃されることになり,操作はかなり忙しい。操作は基本的にすべてマウスで行えるが,キーボードショートカットを覚えると,グッと効率的になる。いや,なるはずだ。キーボードのほぼすべてのキーを使うことになるため,筆者はまるで覚えられないが……。
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エイリアン共は,マップに道がある場合,おおむね道の上を通って進軍してくる傾向がある。砲台を設置するときは,まずは道の周辺に置くのがいいだろう。逆に,道の真上に設置すると真っ先に標的にされるので,オススメしない。また,エイリアン共の目標はこちらの基地の破壊にあるので,砲台は広く浅く設置するより,基地周辺に固めておいたほうが防御力が高くなる。
本作では,ステージをクリアするごとに一つだけ,新たな技術や兵器のリサーチを行える。多くの兵器には,それを開発するために必要な基礎技術が設定されており,計画的にリサーチを行うことが自軍の強化への近道だ。筆者のように,やみくもにリサーチしていると,あとあと苦労することになるので注意しよう。
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ゲーム中でもアドバイスされるように,本作ではマップ上にあるクリスタルの近くに精製所(Refinery)を設置することで資金を獲得するので,これをまず最初に開発しておきたい。また,砲台を設置する資金にも限りがあるので,少ない砲台で効率よく攻撃するために,攻撃スピードや弾薬エネルギーを補強する補助施設も上手に利用していきたい。
ところで,以前4Gamerで掲載した本作のデモ版では,砲台のリロードと資源の採集を手動で行う必要があると紹介されているが,現在のバージョンではどちらも自動で行われるように仕様が変更されている。さらに,あまりにも強すぎたボスの弱体化や武器の威力の調整なども行われており,より遊びやすくなっているのだ。“いかに気分よくエイリアンの大軍を吹き飛ばすか”という方向にゲームバランスが調整されているので,タワーディフェンスゲームファンならずとも,ぜひプレイしてみよう。
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ゲームモードは,地球から始まり,月,火星,土星,そして衛星タイタンへと進んでいく「Campaign」,次々とマップをクリアしながら敵と戦い続ける「Endless」,好きな地形とマップサイズを選択し,どれだけ長い時間生き残れるかを競う「Survival」の三つ。現在,公式サイトで配信されているデモ版は上記の修正が施された最新バージョンになっている。4Gamerに掲載したデモ版もこの最新バージョンに差し替えているので,興味を持った人はこちらからお試しを。また,製品版は公式サイトで購入すると27.72ドルだが,Steamでは14.99ドルにて販売されている。日本円にして約1000円もお得なので,購入する際はSteamの利用がオススメだ。
■「Revenge of the Titans」公式サイト
http://www.puppygames.net/revenge-of-the-titans/![]() |
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- 関連タイトル:
Revenge of the Titans
- この記事のURL:
(C)Puppy Games 2010
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