インディーズゲームの小部屋：Room＃188「Really Big Sky」

　中1週空けてお送りする「インディーズゲームの小部屋」の第188回は，Boss Baddieの横スクロールシューティング「Really Big Sky」を紹介する。皆さんはちっとも気づかなかったと思うが，実は先週は連載をお休みしていたのだ。知ってました？　もう，このまま隔週連載でもいいんじゃないかという気がしてくるが，その間，筆者が何をしていたかというと，休暇を取ってグアムで神告白の予行演習をしていたのである。


　休みのはずなのに，昼過ぎに編集部で涼んでいたのを見たとか，夕方にお隣の松本隆一にかっぱえびせんを差し入れしていたとか，夜になったらいつの間にかいなくなっていたとか言う目撃証言もあるが，全部何かの間違いだ。だってそのとき，筆者の心はグアムに……。ちなみに，グアム（？）から帰って自宅のメールを見たら，松Pという敏腕プロデューサーから「（アイドルマスターの）録画を頼むよ」というメールが届いていた。もうね，突っ込みどころ多すぎて，突っ込みきれません……。誰か助けて……。


　さて，そろそろ気を取り直してゲームの紹介をしていこう。本作は，宇宙の遥か彼方からやってきたエイリアンから自分の星を守るために戦うという，シンプルなストーリーの横スクロールシューティングだ。Xbox 360コントローラでのプレイに対応しており，左スティックで自機の移動，右スティックで360度全方位に攻撃という，「ストライクウィッチーズ 白銀の翼」と同じ方式だ。そういえば，まだ全キャラクリアしていなかった……。


　また，コントローラのAボタンでドリルの向きを前後に切り替え可能で，ボタンを押しっぱなしにするとスピン回転で敵を攻撃できる。もちろん，キーボード＆マウスでもプレイでき，その場合はW/A/S/Dで移動，マウスの左クリックで攻撃，右クリックでドリルの操作となる。ドリルを前方に向けている間は弾を発射できないが，行く手にある隕石や小惑星を突き破ることができるので，状況を見ながら随時切り替えていこう。


　本作の特徴は何と言っても，その，目も眩むようなド派手な閃光が飛び散るグラフィックスだ。ブラー効果のかかった淡いネオン光が画面いっぱいに広がるさまには，思わず目を奪われる。ズシンズシンと腹の底に響いてくるような効果音も，破壊の爽快感を高めてくれる。ゲーム画面から受ける印象は，本連載の第91回で紹介した「Squid Yes! Not So Octopus! Squid Harder!」によく似ており，激しい爆発が重なると自機を見失ってしまいそうになるのも同様だ。


　ゲームモードは，CLASSIC，ARCADE，COUNTDOWNなど全7種類あるが，最初に選べるのはCLASSICモードのみで，残りはゲーム中で特定の条件を達成することでアンロックされていく。また，このモードでは，敵を倒したときに出現する青白く光る破片を集めることで，自機のパワーアップが行える。そして，もう一つ本作の大きな特徴となっているのが，プレイヤーの腕前に応じて，敵の出現パターンや攻撃の激しさが変化していくという点。つまり，毎回，違ったパターンでのゲームプレイが楽しめるのだ。


　さらに，公式サイトの情報によると，最大4人での協力プレイも用意されているという。残念ながらオンラインプレイには対応していないようだが，筆者は試していないので詳細はよく分からない。なぜなら，友達が（以下略）。このほかにも，オンラインランキング機能もあるので，世界中のプレイヤーと腕前を競うのもいいだろう。
　そんな本作は，公式サイトにてデモ版が配信されているので，夏の暑さをドカーンと一発吹き飛ばしたい人は，ぜひお試しあれ。また，製品版はImpulseなどで7.99ドルにて発売中だ。


　なお，冒頭で松Pに頼まれたアイマスの録画がどうなったかというと，筆者は成分の半分が敬老精神でできている思いやりに満ちた人物なので，きちんと録画して松Pにプレゼントしてあげました。松Pからは，「ありがとう，来週も頼むよ」と，労いのお言葉を賜りました……えっ，マジで!?　ということで，また来週お会いしましょう。生存戦略ー！

■「Really Big Sky」公式サイト

http://bossbaddie.co.uk/bigsky/