コミックマーケット81を,いわゆる同人ゲーム的な視点ではいよいよ10日後に控えた「
インディーズゲームの小部屋」の第210回は,ClassiC思考回路の
「グラナエンブレイス エキストラ オゥンスローゼの騎士」を紹介する。本作は,本連載の第118回で取り上げた「
グラナエンブレイス 第一章 グランヴェルディットの子供たち」のアナザーストーリーが展開される,3Dタクティカルシミュレーションだ。今年も大晦日に東京ビッグサイトに逝ってきます。
さて,前作「グランヴェルディットの子供たち」は,神器
“グランフェイバ”が隠されているというアロダンテス砦にやって来た少年少女,
リオルと
アプリの活躍を描いた作品だったが,今回は前作で敵だったオゥンスローゼ国側の視点からの物語となっている。時系列的には前作の少し前にあたり,オゥンスローゼの姫である
クゥロラと,彼女の護衛騎士
ツェルクが,すっかり盗賊のアジトになってしまったアロダンテス砦を攻略していくというのが今回のストーリーだ。
舞台が前作と同じアロダンテス砦ということで,ゲームの見た目はそれほど変わらないが,その中身は大きくパワーアップしている。基本的なゲームシステムこそ,1ターンにつき敵味方が同時に1体ずつ行動する,前作でおなじみの
コンカレントターン&アクティブタイム制バトルが踏襲されているものの,本作ではこれでもかと言わんばかりの新要素が盛り込まれているのだ。
その一つが,それぞれのキャラクターに成長要素が追加されたこと。各キャラクターは,ステージクリア時に入手できる経験値によってレベルアップするほか,レベルアップによって得られるポイントを割り振って,任意の
“潜在能力”を強化できる。潜在能力には,ナイト,アーチャー,マジシャンなど6系統あり,強化していくことでパラメータが上昇したり,新たな技能を習得したりする。潜在能力のポイントは編成画面でいつでも振り直しが可能なので,キャラクターの弱点を補ったり,長所をさらに伸ばしたりと,いろいろ試してみよう。
また本作では,所持している素材を使って,武器や装飾品などのさまざまなアイテムを作成できるようになった。素材アイテムはステージクリア時に自動的に手に入るほか,マップ上のオブジェクトを破壊したり,敵を倒したりしたときにも入手できる。さらに,一本道だった前作と異なり,本作では一度クリアしたステージを再度プレイできるようになったのも大きな変更点。敵が強すぎると感じたら,前のステージでレベル上げや素材集めをしてキャラクターを強化するといいだろう。
前作は“第一章”ということもあって,ややボリューム不足な印象だったが,本作ではステージ数が大幅に増やされ,レベル上げやアイテム作成といった繰り返し遊べる要素も追加されたことで,一気に遊び甲斐が増している。ストーリー的には前作をプレイしていなくても問題なく楽しめるので,興味を持った人はまずは公式サイトで公開されている動作確認版をお試しを。
また,ClassiC思考回路は今回の冬コミには参加しないとのことだが,製品版は12月31日に1050円(税込)にて発売される予定だ。本作でほぼゲームシステムが完成したといっても良さそうなので,続く“第二章”の公開も楽しみに待ちたい。
■ClassiC思考回路公式サイト
http://classic-shikoukairo.jpn.org/
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