

連載
インディーズゲームの小部屋:Room#332「ケロブラスター」

最近は夜な夜なダンジョンにこもってパンツを探している筆者がお届けする「インディーズゲームの小部屋」の第332回は,「洞窟物語」で知られる開発室Pixelの最新作「ケロブラスター」を紹介する。本作は,サラリーマンのカエルがブラスターを片手にモンスターと戦う横スクロールアクションだ。パンツの採取ポイントがなかなか見つからないので,すっかり寝不足ですよ……。
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本作の主人公であるカエルは,キャット&フロッグ社という企業に勤めるサラリーマン。名前がないのでカエル君と呼ぶことにするが,カエル君は今日も今日とて上司から叱責を受けて地方に出張することに。カエル君の仕事は,故障してしまった各地の転送装置を修理することなのだ。上司の言葉は分からないので何を怒られているのかは不明だが,同じサラリーマンとして,このカエル君には同情を禁じ得ない。
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カエル君の出張先には何やらヘンテコなモンスターがたくさんおり,カエル君自慢のさまざまな武器(ブラスター)で戦いながらステージクリアを目指すというのが本作の内容。ほのぼのとしているように見えるが,割と物騒な仕事である。カエル君の操作方法は,方向キーの左右で移動,Zキーでジャンプ,Xキーで攻撃,A/Sキーで武器の変更というもの。また,上キーを押しながらの攻撃で,真上を狙ってブラスターを撃てる。
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本作はタイトル画面がそのままチュートリアルにもなっており,操作方法で迷うことはないだろう。また,ゲームパッドでの操作にも対応しているので,持っている人はそちらでのプレイがお勧めだ。本作はなかなかにハードなアクションゲームで,当初キーボードでプレイしていた筆者は指がつりそうになった。
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本作の魅力は何といっても,古き良き8bit風のドット絵と,これまた懐かしくも今となっては新鮮なチップチューン風のBGM。全体的にレトロ感あふれるゲーム画面が,個人的にはグッとくる。カエル君が使えるブラスターはステージをクリアすると種類が増えていき,敵を倒したときに出現するコインを集めて,ステージの途中にあるショップで性能を強化できる。筆者お気に入りの武器は,泡のような弾がコロコロと転がっていくバブル系のブラスターだ。
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ショップではこのほかにも,体力回復アイテムや,体力の上限をアップするアイテムなども購入できる。プレイ中に集めたコインやパワーアップアイテムなどは,ゲームオーバーになっても次回のプレイに引き継げるので,アクションゲームが苦手な人でも根気よく続ければクリアできるだろう。このあたり,ただレトロなゲームをそのまま現代に持ってきたのではない,親切設計になっている。

広大なマップや奥深いストーリーで人気を博した「洞窟物語」と異なり,本作は単純明快なステージクリア型のゲームとなっているが,そのぶん遊びやすさが増しており,独特のちょっぴり謎めいた世界観も健在。アクションゲームが好きな人には文句なしにお勧めできる完成度の高い一本なので,興味を持った人はぜひどうぞ。そんな本作のPC版は,PLAYISMで720円,またiOS版がApp Storeで500円(共に税込)にて,それぞれ発売中だ。
■開発室Pixel公式サイト
http://studiopixel.sakura.ne.jp/![]() |
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