連載
インディーズゲームの小部屋:Room#396「白桜ガールズファイト!」
9月になり,世間では新学期が始まった頃だが,相も変わらずひたすらゲームをしている筆者がお届けする「インディーズゲームの小部屋」の第396回は,773の「白桜ガールズファイト!」を紹介する。本作は,15人の候補の中から3人を選んでチームを結成し,女の子だらけの異種格闘技大会に挑むという育成シミュレーションだ。学生の皆さんは将来立派な大人になってください……。
本作の舞台となるのは,とある地方都市,白桜町にある白桜学園。小中高一貫制で自由な校風で知られるこの学園に新しく教師として赴任してきた主人公が,学園で3年ぶりに開催されることになった異種格闘技大会「第2回ガールズファイト」,別名・白桜杯のコーチとして,選手達をトレーニングしていくというのが本作のストーリーだ。
学園の名称などから気づいた人がいるかもしれないが,本作は本連載の第141回で紹介した「まんけん!」及び,そのアフターストーリーを描いた「まんけん!アイ!マイ!ガールズ」と世界観を共有しており,これらの作品で登場したキャラクターも一部登場する。とはいえ,ストーリー的には完全に独立しており,本作から遊び始めても問題なく楽しめるので,その点はご安心を。
さて,そんなわけで赴任早々,異種格闘技チームのコーチを任された主人公だが,まずは15人の候補の中から3人を選んでチームを結成することになる。それぞれ,格闘スタイルや得意技の傾向が異なるので,チームのバランスを考えてメンバーを決めよう……と言いたいところだが,見た目の好みで選んでしまっても問題ないだろう。筆者は何がとは言わないが小さい順に選んだら,こんな感じになった。
白桜杯はリーグ戦で執り行われ,ゲームは月〜木曜の「ジム」と金曜の「バトル(試合)」の2つのパートに分かれている。土日はお休みだ。ゲームの目的は,リーグ戦を1位で突破し,決勝戦に進出すること。がんばるぞー。
ジムパートでは,「走りこみ」「筋トレ」「めい想」など,複数のトレーニングメニューが用意されており,3人の選手それぞれにメニューを与えられる。もちろん,選んだメニューによってどのステータスが上昇しやすいかが変化するのだが,まんべんなく育てるのではなく,1つか2つの得意なジャンルに絞って鍛えたほうがいいだろう。
選手との絆が深まると調子が上向いてトレーニングが大成功しやすくなるほか,選手同士の団結力が高まると試合中に発生する特殊効果が出やすくなったりするようだ。選手との会話に使用するキーワードは,こちらもAPを消費して校内各地を回ることで集められるので,トレーニングの合間にあちこち散歩してみよう。
一方のバトルパートはカードゲーム形式になっており,毎ターン配られるカードを選択して戦う。1つのターンには3つのフェイズがあり,それぞれのフェイズで有利を取った側の選手が攻撃を仕掛ける仕組みだ。カードには「拳」「投げ」「突進」といった技の属性に加え,ADVANTAGEというパラメータが設定されており,これが大きいほど有利が取りやすい。
有利/不利はカードに書かれた数字の大きさとADVANTAGEのパラメータなどで決まるが,基本的には,ダメージの大きい大技ほど有利を取りにくくなっている。試合中,ときおり相手の手札が見える「見切り」が発生することがあり,このときが大技を狙うチャンス。大技で一気に相手の体力を削ったときはなかなか爽快だ。とはいえカードゲームなので,カードの引きが悪いと苦戦を強いられることもある。ぐぬぬ。
個人的には,せっかくの土日に,海に行ったり,山に行ったり,お祭りに行ったり,花火をしたりといった学生らしいイベントがまったくないのが残念だが,女の子だらけの異種格闘技戦と聞いては黙っていられないという人はぜひどうぞ。そんな本作は,パッケージ版が2160円,ダウンロード版が1620円(共に税込)で発売中だ。
■「白桜ガールズファイト!」公式サイト
http://atelier773.dojin.com/cthgf/- この記事のURL:
キーワード