インディーズゲームの小部屋:Room#491「The Darkside Detective」

近頃は,悪魔の子と呼ばれて追われる身になってしまった筆者がお届けする「インディーズゲームの小部屋」の第491回は,Spooky Doorwayの「The Darkside Detective」を紹介する。本作は,オカルト事件専門の捜査官となって,街で起こる奇妙な事件を解決していくという,ポイント&クリックアドベンチャーだ。ふっかつのじゅもんはスマホで撮っておけば,書き間違いもなくて安心!
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本作の主人公となるのは,オカルト事件専門の捜査官であるフランシス・マックイーン刑事。プレイヤーはそんなマックイーン刑事となって,ツイン・ピークスならぬツイン・レイクスの街で起こる6つの奇妙な事件を,どうにも頼りない部下の警官,ドゥーレイと共に解決していくことになる。
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マックイーン刑事が配属されているオカルト事件専門の部局,X-FILE課……ではなく,ダークサイド課はどうやら日陰部署のようだが,なぜか奇妙な事件が多発しているツイン・レイクスの街では,少しは名の知られた存在である。とは言え,事件の大半はオカルティストが起こした,ちょっとした騒ぎといった感じで,ゲーム全編にわたってユーモアにあふれているのが特徴だ。
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ゲームは,調べたい場所や話しかけたい人物をクリックするだけの簡単操作なポイント&クリックアドベンチャーで,集めたアイテムを組み合わせて使ったりといったパズル要素もある。それぞれの事件は基本的に一話完結型で,行方不明になった7歳の女の子の捜索や,幽霊騒ぎが起きている図書館の調査,幽霊電車が出現して封鎖された地下鉄の解放などをこなしていく。
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各事件の名前は有名な映画のタイトルなどをもじったものになっており,どこかで見たことがあるようなヘンテコな人物も登場する。また,相棒のドゥーレイは何か事件に出くわすたびに,できれば見て見ぬふりをして早く家に帰りたいと考えるような清々しいほどのダメっぷりで,マックイーン刑事とのやり取りには,思わずクスリとさせられてしまう。

実のところ筆者は,タイトルから背筋が寒くなるようなストーリーを期待していたのだが,実際はコメディ版「X-ファイル」といった雰囲気の,ジョークが満載のホラー(?)アドベンチャーだった。とぼけた味のあるドットグラフィックスも魅力的な本作は,Steamでデモ版が配信されているので,興味を持った人は,まずはそちらをお試しあれ。また,製品版は1280円で発売中だ。
■「The Darkside Detective」公式サイト
http://darksidedetective.com/![]() |
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