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インディーズゲームの小部屋:Room#520「Hacktag」
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印刷2018/02/21 10:00

連載

インディーズゲームの小部屋:Room#520「Hacktag」



 先日,メタル部に入部し,ドラムを叩いて異星人と戦っている筆者がお届けする「インディーズゲームの小部屋」の第520回は,Piece of Cake studiosの「Hacktag」を紹介する。本作は,2人1組の企業スパイとなって,データの回収やメインフレームの乗っ取りなどを行っていくというステルスゲームだ。メタルの力を信じろ!

画像集 No.001のサムネイル画像 / インディーズゲームの小部屋:Room#520「Hacktag」

 本作でプレイヤーが演じるのは,依頼されたオフィスに侵入して諜報活動を行うプロの企業スパイ。ゲームでは,実際にオフィスに潜入する「エージェント」と,建物の外からネットワークに侵入し,エージェントを手助けする「ハッカー」の2人1組で行動するのが基本となる。
 シングルプレイでは,エージェントとハッカーを交互に切り替えながらゲームを進めていくことになるが,ローカルおよびオンラインでのマルチプレイにも対応しており,この場合は2人のプレイヤーそれぞれがエージェントとハッカーを担当して,協力プレイを楽しむこともできる。

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 依頼には「指定された量のデータを回収する」「メインフレームの乗っ取り」「ボスのPC端末のパスワードを奪取する」という3つがあり,攻略の手順は多少異なるが,やるべき基本的な事柄は変わらない。

 まず,エージェントの役割は,オフィスの端末を操作してファイアウォールやネットワークセキュリティを無効化し,ハッカーが自由にネットワーク内を移動できるようにすること。そして,巡回している警備員の目を盗んで,PC端末からデータを回収するのだ。
 一方のハッカーは,ネットワーク内を移動しつつ,エージェントの行く手にあるドアのロックを解除したり,監視カメラをオフにしたりするのが大きな役目。オフィス内の電話を鳴らして警備員の気をそらしたり,エージェント同様,PC端末からデータを盗み出したりもできる。

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 一見すると,ハッカーのほうが安全なように思えるがそんなことはなく,ネットワーク上には警備員の代わりにアンチウイルスソフトが巡回しているので油断は禁物。もし,エージェントやハッカーが捕まってしまったら,一定時間内にもう一方のキャラクターで救助しなくてはならない。あまりヘマばかりしているとクリア時の評価が下がってしまい,2人とも捕まると当然ながらゲームオーバーとなる。


 データの回収作業にはある程度の時間が必要で,そのあいだに警備員やアンチウイルスソフトに見つかりそうになったり,セキュリティを解除するには素早くコマンドを入力をしなければならなかったりと,ミッション中はスリル満点。中には2人のキャラクターで同時に操作しなければならないロックもあり,ドラマや映画で見るような,スパイものの主人公になった気分を味わえる。

画像集 No.007のサムネイル画像 / インディーズゲームの小部屋:Room#520「Hacktag」

 友達がいない筆者は試していないが,1人で遊ぶよりも,2人で協力プレイしたほうが断然楽しそうな本作。オンラインでの協力プレイは,プレイヤー数が少ないためかマッチングに時間がかかるので,ぜひ友達を誘って一緒に遊んでみてほしいゲームだ。そんな本作は,Steamにて2050円で発売中。筆者のように1人で遊んでも十分楽しめます!

■「Hacktag」公式サイト
http://www.hacktag-thegame.com/

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