「AGON: The Lost Sword of Toledo」は，Samuel Hunt教授を主人公とするサスペンスアドベンチャーのシリーズ第4弾。
　スペインで絵描きをしていた友人の死の謎を解き明かし，その息子の汚名を晴らすというストーリーだ。

　本作は，ポイント＆クリック型のオーソドックスなスタイル。グラフィックスは2Dで描かれており，ドラッグすることで周囲を見回せる。移動できるときや，NPCに話しかけられるときには，マウスカーソルが大きな矢印やふきだしの形に変わる仕組みだ。

　スタート地点は広場。アドベンチャーの定石どおり，話しかけられる人に話を聞き，情報を集めよう。広場の門を出て別の場所に移るときなどには街の地図が表示されるので，行きたい場所をクリックする。
　ただし，ゲーム開始直後は広場以外の場所には移れない。NPCから話を聞くにつれ，行ける場所が増えていくのだ。

　一つ一つの会話がとても長いが，あとからログを読み返せる（当然ながら，英語で書かれているが）。不慮の死を遂げた絵描きSalvadorの部屋では，アドベンチャーならではのパズルも用意されている。

　NPCとの会話を通じて情報を集め，謎を解き明かしていく本作の魅力に触れられるので，サスペンスもののアドベンチャーが好きな人はプレイしてみてはいかがだろうか。
　ただし，すべての話を聞き終えないと新たに行ける場所が地図に表示されず，ひととおりプレイするにはかなりの量の話（もちろん英語）を聞く必要があるのは，ややつらいところかも。

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