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パートナー各社からATI Radeon HD 3800搭載カードが発表に
GPUのリリースに合わせて発表されたのは,ASUSTeK Computer,CFD販売(玄人志向),GIGABYTE UNITED,Sapphire Technology,TulのATI Radeon HD 3870/3850搭載モデル。後述する「GV-RX385512H」を除く全製品で,以下に示したリファレンス仕様を共通して採用する。
●ATI Radeon HD 3870搭載モデル
- コアクロック:775MHz
- メモリクロック:2.25GHz相当
- グラフィックスメモリ:GDDR4 SDRAM 512MB(256bit接続)
- バスインタフェース:PCI Express 2.0 x16
- コアクロック:668MHz
- メモリクロック:1.65GHz
- グラフィックスメモリ:GDDR3 SDRAM 256MB(256bit接続)
- バスインタフェース:PCI Express 2.0 x16
ASUSTeK Computer製品は「Company of Heroes: Opposing Fronts」,GIGABYTE UNITED製品は「Neverwinter Nights 2」がそれぞれ付属する。製品のイメージと発売時期,価格は下にまとめたとおりだ。
ASUSTeK Computer「EAH3870/G/HTDI/512M」,2007年11月23日発売予定,価格未定 |
CFD販売(玄人志向)「RH3870XT-E512HW」,2007年11月15日発売,予想実売価格3万4000円前後 |
GIGABYTE UNITED「GV-RX387512H-B」,発売時期&価格未定 |
Sapphire Technology「SAPPHIRE HD 3870 512MB GDDR4」,2007年11月15日発売,予想実売価格3万円台後半 |
ASUSTeK Computer「EAH3850/G/HTDI/256M」,2007年11月23日発売予定,価格未定 |
CFD販売(玄人志向)「RH3850PRO-E256HW」,2007年11月15日発売,予想実売価格2万7000円前後 |
Sapphire Technology「SAPPHIRE HD 3850 256MB GDDR3」,2007年11月15日発売,予想実売価格2万円台後半 |
Tul「PowerColor HD 3850 256MB GDDR3」,2007年11月15日発売,予想実売価格2万8000円前後 |
さて,発表に先立ってAMDの日本法人である日本AMDが開催した事前説明会の会場では,オリジナルデザインのATI Radeon HD 3850搭載モデルが2枚展示されていたので,ここで紹介しておきたい。
一つは冒頭でその名が出てきた「GV-RX385512H」で,もう一つはTulの「PowerColor HD 3850 Xtreme PCS」だ。前者は,青色基板のカードに,Zalman Tech製クーラーを搭載するのが特徴。後者は変換コネクタなしでデジタルYCbCr&RGB(HDMI)出力が可能になっており,さらにAPACK(ZEROThermブランド)製のGPUクーラーを搭載していた。
カードベンダー各社の意見を総合すると,オリジナルデザインはATI Radeon HD 3850が先行する気配だが,いずれにせよ,順次出揃ってくるはずだ。レビュー記事で触れているように,現時点では少々高めなので,「今すぐ欲しい!」という人以外は,しばらく様子を見てみるのも手ではなかろうか。
※2007年11月16日追記:販売代理店のアスクから,バンドルソフトに関する続報が得られたので,その旨を本文に反映しました。ATI Radeon HD 3850モデルには付属しないとのことなので,ご注意ください。
※2007年11月19日追記:販売代理店のアスクからバンドルソフトに関する続報が得られたので,本文を再改訂しました。初出時には両モデル,11月16日の改訂時にはATI Radeon HD 3870搭載モデルにのみ付属するとされていたValveの「The Black Box」と「3DMark06 Advanced Edition」は,いずれのモデルにも付属しません。十分ご注意ください。
- 関連タイトル:
ATI Radeon HD 3800
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