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ASUS,Ryzen 3000&PCIe 4.0対応の「X570」チップセットを採用するゲーマー向けマザーボード計9製品を発表
X570は,既存の「AMD X470」チップセットなどと同じSocket AM4対応のチップセットであるが,新たにPCI Express 4.0
PCIe 4.0対応デバイスとしては,これもAMDが同日に発表した次世代GPUコア「NAVI」(開発コードネーム)が挙げられており,Ryzen 7 3000ファミリおよびX570搭載マザーボードと組み合わせることで,最大の性能を引き出せることになるわけだ。
ラインナップは,ハイエンド製品である「ROG Crosshair VIII」シリーズが4製品,ミドルクラス市場向けとなる「ROG Strix X570」シリーズが3製品,エントリー市場向けの「TUG Gaming X570」シリーズが2製品となっている。
製品名 | シリーズ | フォームファクタ |
---|---|---|
ROG Crosshair VIII |
ROG | ATX |
ROG Crosshair VIII |
ATX | |
ROG Crosshair VIII |
ATX | |
ROG Crosshair VIII |
Mini-DTX | |
ROG Strix |
ROG Strix | ATX |
ROG Strix |
ATX | |
ROG Strix |
Mini-ITX | |
TUF Gaming |
TUF |
ATX |
TUF Gaming |
ATX |
ROG Crosshair VIIIシリーズの中でも注目を集めそうなのが,日本ではマイナーだったMini-DTXフォームファクタ対応の「ROG Crosshair
また,I/Oパネルのカバー上側に小型の空冷ファンを2基搭載しており,VRM部に冷風を送ることで冷却効率を上げるという仕組みを採用している点も見どころだ。
ROG STRIXシリーズは,ATXマザーボードが2製品,Mini-ITXマザーボードが1製品発表となった。
ATXタイプの上位モデルであるROG
ATXタイプの下位モデルとなるROG
今回の製品で唯一のMini-ITXマザーボードであるROG Strix
Intel製のWi-Fi 6 AX200を搭載している点もポイントだ。
エントリー市場向けのTUF Gamingからは,「TUF Gaming
製品名を見て想像が付くとおり,主な違いは,Intel製のIEEE 802.11ac対応無線LANモジュール「Wireless-AC 9260」を装備しているか否かとなっている。
TUF Gaming |
TUF Gaming |
ASUS 30周年記念のX299搭載マザーボードも登場。さらにド派手なコンセプトモデルのマザーボードも
ゲーマー向けの製品ではないが,2019年で創業30周年を迎えたASUSは,30周年記念モデルの1つとして,「Intel X299」搭載のATXマザーボード「Prime X299 Edition 30」も発表した。
カラーLEDイルミネーションを組み込んだ白色のI/Oパネルカバーやヒートシンクの採用が特徴の1つだ。
それに加えて,WebカメラとPCの状態表示用有機ELパネル,「Amazon Alexa」やMicrosoftの「Cortana」といった音声アシスタントサービスに対応するアレイマイクといった機能を1つに組み込んだ複合型デバイス「Smart Control Console」を製品ボックスに標準で添付している点も見どころと言えよう。
最後に紹介するのは,ASUSがコンセプトモデルとして発表したマザーボード「Prime
次世代のHEDT(High-End DeskTop)向けというPrime Utopiaは,マザーボードのほぼ全体を半透明のカバーで覆っていることと,マザーボード上から着脱可能な状態表示用の7インチ有機ELディスプレイを備えることが外観上の特徴だ。
仮に,この仕様のまま製品化したとしたら,10万円どころではない高価な製品となりそうであるが,夢のあるマザーボードとは言えそうだ。
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