ニュース
NVIDIA,12コアGPU搭載のスマートフォン向け次期Tegra「Kal-El」を予告。2014年までのロードマップも
すでにサンプル出荷は始まっているという。
Tegraのロードマップアップデートを伝えるNVIDIA公式blogのポスト
あの「スーパーマン」がクリプトン星で生まれたときの名前からその名が取られたというKal-Elは,「Tegra 2」の後継となるプロセッサだ。4コアCPUと,12コアGPUを搭載し,Tegra 2比で5倍の性能を持つとされている。10.1インチ,300DPIの高精細パネルを搭載したタブレットにも十分対応できるほか,1440pのビデオコンテンツを外部出力することも可能だという。
下に示したのはNVIDIAがYouTubeに公開した動作デモの動画で,上はWebブラウジングの性能,下はCPUコア性能をそれぞれ測定するベンチマーク「CoreMark 1.0」のもの。注目したいのは後者で,これによると,Kal-ElはCPUコア性能で,「Core 2 Duo T7200/2GHz」を上回っている。
スマートフォン向けプロセッサを3年継続リリース
2014年には性能がTegra 2の75倍に
2014年までのスマートフォン向けプロセッサロードマップ |
2014年登場予定のProject Starkにおいては,現行のTegra 2比で約75倍のパフォーマンスになるという。
先だってQualcommから発表された次世代「Snapdragon」といい,スマートフォン&タブレット向けのプロセッサの進化は目を見張るものがある。現実問題として,Tegra 2を搭載した製品がようやく登場しはじめているといった状況であるため,「8月出荷予定」といっても,実際にKal-El搭載の製品が出揃うのは早くても年末といったところだろうが,期待が高まるのは確かだ。
- 関連タイトル:
Tegra
- この記事のURL: