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NVIDIA,自社設計のTegra 4搭載Androidタブレット「Tegra Note」を発表。価格は199ドルで,2〜3か月以内にパートナー企業から出荷
米国での価格は199ドルの予定だ。
Tegra Noteは,液晶ディスプレイに,7インチサイズ,解像度1280×800ドットのIPS液晶パネルを採用するタブレットである。NVIDIAはTegra Noteの大きな特徴として,同社独自の「DirectStylus technology」による,ペン入力を挙げており,ペン入力に対応したメモアプリケーションも付属しているという。
また,サウンド面では,本体左右のベゼル部分にバスレフポート付きのステレオスピーカーを搭載。「PureAudio technology」なる技術により,深みのあるサウンド再生を実現しているという。
なお,公式ブログの投稿では搭載OSに関して,「100% Android with latest version of the OS」(100%最新のAndroid)と記述されているものの,詳細なバージョンについてはなぜか記述がない。ZOTACのリリースには,Jelly Beanの表記があるので,おそらくはAndroid 4.3を搭載するのだろうと思われる。
公式ブログとZOTACのリリースによるそのほかの仕様は,メインメモリ容量が1GBで,内蔵ストレージ容量は16GB。microSD対応(microSDHCと思われる)カードスロットにより,ストレージ容量は最大32GB分を拡張可能だ。また,映像出力用にMicro HDMI出力端子も備える。
内蔵するバッテリーは,7インチサイズのAndroidタブレットとしては多めの容量4100mAhとされており,HDビデオの連続再生で約10時間の動作が可能という。なお,公式ブログのスペック表記は未発表の部分が多いため,記事の末尾に,ZOTACが発表した製品「ZOTAC Tegra Note 7」のスペックを記載しておく。
スペック面を見ると,搭載SoCやバッテリー容量を除けば,すでに日本でも発売されているGoogleの「Nexus 7」の2013年モデルを下回っており,サイズはやや大きく重量も重い。スペックよりも価格で勝負する製品のようにも思える。しかし,約2万円程度の低価格タブレットとしては,高性能のSoC搭載するともいえるわけで,ゲーム用のAndroidタブレットをなるべく安く手に入れたいという人には,適当な製品といえるかもしれない。
日本での展開については情報がないものの,国内販売も期待したいところだ。
●ZOTAC Tegra Note 7の主なスペック
- サイズ:199(W)×119(D)×9.6(H)mm
- 重量:320g
- OS:Android(Jelly Bean)
- プロセッサ:Tegra 4,動作クロック 未発表
- ディスプレイ仕様:7インチ IPS液晶パネル
- ディスプレイ解像度:1280×800ドット
- メインメモリ容量:1GB
- ストレージ容量:内蔵16GB+microSD(最大32GB)
- 3G/LTE通信:未発表
- 無線LAN:IEEE 802.11g/n
- Bluetooth:Bluetooth 4.0
- NFC:未発表
- センサー類:ジャイロ,加速度,地磁気,光
- 外側カメラ:500万画素
- 内側カメラ:VGA相当
- バッテリー:4100mAh,ビデオ再生時で最長10時間駆動
NVIDIA公式blogの当該ポスト(英語)
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