「ブレイドアンドソウル」の比武最強はガチムチお兄さん選手に決定。世界大会に出場する6人が決まった「ジャパンチャンピオンシップ 2016」レポート
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このオフラインイベントでは,8人の選手による個人戦「比武」と,3人1チームで戦う団体戦「武闘乱舞」の決勝トーナメントが行われ,日本一の座を巡っての戦いが繰り広げられた。本稿では,その模様をレポートしよう。
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2017年前半には幼女NPCの外伝ストーリーも。三浦プロデューサーが今後のロードマップを公開
大会の様子をお伝えする前に,「ブレイドアンドソウル」運営プロデューサー 三浦 周氏によって発表された,今後のアップデート内容を紹介しよう。
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近々のアップデート内容として,以下の内容が明らかになった。
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「宝貝の性能変更」については,新しいシステムの導入により宝貝そのものの性能が大きく変わることになるらしい。また,各武器や装飾品の進化ツリーや,必要な材料の入手経路や入手場所などがゲーム内で確認できるようになるそうだ。10月にはハロウィンイベント,11月には天命節といった季節イベントの開催を予定しているという。
続いて,新たなインスタンスダンジョン「法機研究所」の実装が明かされた。メカやマシンといったタイプの敵が登場するダンジョンで,ちょっとサイバーな装備品や衣装が入手できるという。
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さらに新戦場「白鯨湖」の実装も予定されている。竜巻渓谷などの従来の戦場とは勝敗判定のルールが少し異なり,逆転しやすいタイプの戦場になっているそうだ。
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2017年前半の実装コンテンツとして,重要NPCをメインにした外伝ストーリーが追加される。スライドの中央に座っている女の子がその重要NPCらしいが,詳しいことはまだ謎に包まれている。この外伝ストーリーでは,インスタンスダンジョンも追加されるようだ。
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そのほかにも,まだまだアップデートを予定しているそうだが,後日発表すると三浦氏はまとめた。
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乱入と交代による連携が光った団体戦「武闘乱舞」。優勝は「Noonsangfanclub」の手に!
それではまず,団体戦「武闘乱舞」のトーナメントの模様をレポートしよう。今年が日本で初めての開催となる団体戦「武闘乱舞」は,3人が1つのチームになって戦うPvPだ。試合時間は10分間。フィールドで戦うのは基本的に1人だが,各キャラクターは交替を2回,乱入を3回行える。乱入すると5秒間自由に動けるため,フィールドにいる味方キャラと連携して攻撃することも可能だ。この交替と乱入をどう使うかが,武闘乱舞のポイントとなる。出場した選手は,以下の4チーム12名。
●Noname(シーズン1 予選優勝)
ヴィジュアル系選手(滅砕士,リーダー)
NicoJean選手(召喚士)
inoly選手(剣術士)
●TOP(シーズン1 予選3位)
ぺるにゃん選手(召喚士,リーダー)
There選手(魔道士)
ぉ式選手(リン剣術士)
●Noonsangfanclub(シーズン2 予選優勝)
ガチムチお兄さん選手(滅砕士,リーダー)
noonsang選手(剣術士)
ThirdEye選手(双舞士)
●AnotherAttic(シーズン2 予選3位)
火消しの風選手(剣術士,リーダー)
田中さん選手(拳闘士)
ゆーき爻選手(暗殺者)
トーナメント緒戦では,「AnotherAttic」と「Noonsangfanclub」,「Noname」と「TOP」がぶつかった。試合は3ラウンド中,2ラウンド先取したチームが勝利となる。
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「AnotherAttic」と「Noonsangfanclub」の試合は,交替と乱入を巧みに使い分けた「Noonsangfanclub」が勝利。「Noname」と「TOP」の試合は,3ラウンドまでもつれこんだが,圧倒的な攻撃力で相手の体力を削り続けた「Noname」が勝ち残った。
「Noonsangfanclub」と「Noname」による「武闘乱舞」初代王者をかけた決勝戦は,ビジュアル系選手の滅砕士とnoonsang選手の剣術士の激突で幕を開ける。
HPに余裕のある状態で交替を行う「Noonsangfanclub」と,HPが減って危なくなると交替する「Noname」という対照的な作戦の両チーム。どちらも譲らぬ戦いが続いていたが,乱入による連携でNicoJean選手が倒されたことで均衡が破れる。たびたびピンチに見舞われる「Noonsangfanclub」だったが,交替でしのぎながらヴィジュアル系選手の撃破に成功。HPがほぼ満タンのinoly選手に対して,ThirdEye選手が巧みな押し引きの合間にコンボを決めて時間を稼ぐ。そして,残り時間3分の経過と同時に追加される乱入を即座に使ったガチムチお兄さん選手との連携でinoly選手を倒し,「Noonsangfanclub」が1勝をあげた。
続く2ラウンドめも,それぞれ1ラウンドめと同様の作戦で試合が進むが,どちらも交替と乱入をうまく使い分け,決定的な場面はなかなか訪れない。だが,試合時間が5分を経過しようとするところで,ビジュアル系選手が倒され,一気に試合が加速していく。入れ替わったNicoJean選手は,召喚士の特徴である遠距離攻撃とHP回復で対抗するが,ガチムチお兄さん選手の攻撃の前にHPを大きく削られinoly選手と交替。しかし,半分ほどしかHPがないinoly選手は,ガチムチお兄さん選手の猛攻を耐えきれず落ちてしまう。
再び舞台に現れたNicoJean選手に対し,HPの減ったガチムチお兄さん選手はnoonsang選手と交替。noonsang選手は召喚士の要ともいえる召喚獣の“猫”を先に倒し,NicoJean選手の攻撃手段の1つを奪う。そして再召喚される前にNicoJean選手を追い詰めつつ時間を稼ぎ,追加された乱入を使ったコンボで仕留め,「Noonsangfanclub」が初代王者に上り詰めた。
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日本最強の比武プレイヤーを決める個人戦。優勝したのは滅砕士を操るガチムチお兄さん選手!
団体戦に続いて,個人戦「比武」の決勝トーナメントが行われた。出場者はシーズン1とシーズン2の決勝トーナメントを勝ち抜いた上位3名ずつ6名と,ネットカフェ「自遊空間」で行われた予選を勝ち抜いた1名,そして敗者復活オンライン予選で勝利した1名の,合計8名。出場する選手は,以下のとおりだ。
・ガチムチお兄さん選手(滅砕士,シーズン1決勝大会 優勝)
・ヴィジュアル系選手(滅砕士,シーズン1決勝大会 準優勝)
・inoly選手(剣術士,シーズン1決勝大会優勝 3位)
・NicoJean選手(召喚士,シーズン2決勝大会 優勝)
・Ayn選手(リン剣術士,シーズン2決勝大会 準優勝)
・ぉ式選手(リン剣術士,シーズン1決勝大会 3位)
・ぺるにゃん選手(召喚士,自遊空間予選大会)
・月帆選手(暗殺者,敗者復活オンライン予選)
決勝大会はトーナメント形式で,1試合3ラウンド中2ラウンド先取で勝利。決勝戦と3位決定戦は5ラウンド中3ラウンド先取で勝利となる。
強豪プレイヤーによる激闘をくぐり抜け,3位決定戦に躍り出たのは,召喚士のぺるにゃん選手と,世界大会経験者のヴィジュアル系選手。
序盤から積極的に攻めるヴィジュアル系選手は,多少の攻撃を受けながらも果敢に距離を詰めてコンボを狙っていく。それが功を奏したのか,一気にぺるにゃん選手を倒しきり勝利する。
続く2ラウンドめも,ヴィジュアル系選手は開始早々にぺるにゃん選手のHPを残り6%まで減らすことに成功。からくも脱出して距離を取ることに成功したぺるにゃん選手は,遠距離攻撃と”猫”でヴィジュアル系選手のHPを減らしつつ,自分のHPを回復させて立て直す。そのまま間合いを保ちながら遠距離攻撃をヒットさせ,ヴィジュアル系選手のHPを削りきり,絶体絶命の状態から逆転勝利をもぎ取った。
1ラウンド取り返されても,やることは変わらないといったように攻め続けるヴィジュアル系選手は,またしても序盤でぺるにゃん選手のHPを大きく削ることに成功する。しかし,ギリギリのところで決めきれず,逆に反撃を受けてしまう。互いにHP30%前後の状態までもつれこみ,攻めながら様子をうかがう両選手。しかし,壁際で攻撃を受けたぺるにゃん選手が回避しきれず,ヴィジュアル系選手が接戦を制した。
4ラウンドめはこれまでと違い,相手の動きをうかがうような慎重な立ち上がりでスタートした。やがて,これまでのラウンドのように積極的に攻撃を仕掛けるつつ,メリハリの付いた攻めと守りでヴィジュアル系選手が主導権を握っていく。中盤に入り完全に動きを捉えたヴィジュアル系選手が,一気にコンボを決めてぺるにゃん選手を倒し,3位の座を手に入れた。
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続いて行われた決勝戦は,ガチムチお兄さん選手とNicoJean選手という,シーズン1,2の優勝者同士による頂上決戦。
止まらない攻めに定評のあるガチムチお兄さん選手が,試合開始早々にNicoJean選手の召喚士を掴んでコンボを決め,一気にHPを奪っていく。たまらず脱出を図るNicoJean選手だったが逃げ切ることができず,なんと20秒たらずでガチムチお兄さん選手が1勝を手にする。
2ラウンドめも同じ展開になりつつあったが,今度はNicoJean選手が脱出に成功。HPの回復を図りながら遠距離攻撃を仕掛け,“猫”を使い攻勢のきっかけを掴もうとする。しかし,ガチムチお兄さん選手の爆発力に抗することができず,NicoJean選手は連敗してしまう。
優勝へリーチをかけたガチムチお兄さん選手は,3ラウンドめも開幕から果敢に攻めながらも,守るべきところはしっかりと守り,危なげない試合運びを見せる。激しい攻めに守勢に回らざるを得ないNicoJean選手は,HPを回復させながらガチムチお兄さん選手のHPを少しずつ削りチャンスをうかがうが,ガチムチお兄さん選手の猛攻をしのぎきることができず敗北。3連勝でガチムチお兄さん選手が日本一の座に輝いた。
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すべてのプログラムの終了後,プロデューサーの三浦氏は「本当に強い選手が決まった大会だと感じました。新しい力の芽生えも見え,また刺激的な試合も見せてくれました。これからワールドチャンピオンシップに向けてトレーニングを積んで,日本の強さを見せてほしい」と,選手たちに期待を寄せた。
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というわけで,個人戦を優勝したガチムチお兄さん選手と,準優勝のNicoJean選手,そして団体戦優勝の「Noonsangfanclub」は,ワールドチャンピオンシップ本戦への出場が確定した。
団体戦準優勝の「Noname」と,個人戦3位のヴィジュアル系選手は,ワールドチャンピオンシップのワイルドカードに勝ち抜けば,本戦への出場することができる。険しい道のりではあるが,彼らの戦いにも期待したい。
![]() 団体戦を優勝した「Noonsangfanclub」と準優勝の「Noname」,個人戦上位3名の計6名が韓国で開催されるワールドチャンピオンシップに出場する日本代表選手となる |
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