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[TGS 2008#086]「スカイ・クロラ イノセン・テイセス」は3分限定版を試遊可能
この舞台に上がったのは,本作のディレクターを務める加藤正規氏と,織科真海役の工藤晴香さん,そして鵜久森洸役の小野賢章さんの3人。
まず加藤氏が,本作の開発をエースコンバットシリーズのスタッフが担当しており,映画や小説とは別基軸のストーリーを,「手抜きなし」のクオリティで楽しめると説明しつつ,「スカイ・クロラ」の世界観を紹介した。
このあたりは知っている人にとっては釈迦に説法といったところだろうが,ここは一つ簡単に説明させていただきたい。
本作で描かれているのは,完全な平和が実現した世界である。しかしそれ故に人々は,平和のありがたみを忘れがち。そこでは,平和ではない部分を演出することで,逆説的に平和の価値を理解させようという思想のもと,「ショーとしての戦争」が繰り広げられているのだ。ある意味においては,現代の日本にも通じている部分があるかもしれない。
こんな世界の中でプレイヤーは,戦争を請け負う会社のエースパイロットとして,生きていくことになるのだ。
ステージに登場した,工藤さんと小野さんが演じたのは,まさにその会社のパイロット。工藤さんが演じる織科真海は,ピュアで何色にも染まってないが意志は強いというキャラクター。一方,小野さんが演じる鵜久森は,空を飛ぶ技術にかけては他の追随を許さないほどの天才パイロットである。
加藤氏に促される形で披露したそれぞれの決めゼリフが,「綺麗……青と白の世界。空ってこんなにステキなんだ」(加藤さん),「そうですね。この程度で墜ちるほうが,無能なんです」(小野さん)であったことからも,それぞれの性格はなんとなく理解できるのではないだろうか。
テストプレイでは,バンダイナムコゲームスに設置された試遊機と同じく,3分という時間制限の中,どれだけの敵機を堕とせるかを競うモードで,工藤さんは5機,小野さんは13機の撃破に成功。直感的な操作で,比較的簡単に戦闘機を操る気分を味わえることを,見事に証明してくれた。
前述のとおり,本作の発売は10月16日の予定。たとえスカイ・クロラの世界観を知らなくても,エースコンバットを始めとしたフライトシューティングゲームのファンなら,一度挑戦してみる価値はありそうだ。
- 関連タイトル:
スカイ・クロラ イノセン・テイセス
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