第1シーズンを終了したDotA系オンラインゲーム「League of Legends」は，トータルで1500万アカウントを獲得

　Free-to-Playのオンラインゲームとして人気を集める「League of Legends」だが，このたび，2009年10月に始まった「シーズン1」の終了が宣言されると共に，さまざまな統計数値が公開された。正式サービスを行っているRiot Gamesの発表によれば，League of Legendsはトータルで約1500万アカウントを獲得したとのことだ。

「League of Legends」公式サイト

　League of Legendsは，「Warcraft III」のMODとして大きな支持を得た「Defense of the Ancients」に影響を受けた，いわゆる「DotA」もしくは「MOBA」（Massively Online Battle Arena）系のゲームだ。プレイヤーが1〜5人で構成される2つのチームに分かれ，双方の拠点にある「Nexus」というオブジェクトを破壊することを目的として戦うという内容で，マップにある「Turrets」と呼ばれる塔を占拠して拠点を確保しながら攻めていく。
　プレイヤーは，さまざまな能力を持ったヒーローユニット「Champion」を選んで操作することになるが，彼らの能力を成長させることができるうえ，味方チーム内のChampionの組み合わせによっても攻略法がまったく異なってくる。そのあたりのパズル的な面白さが人気の大きな理由の一つだ。
　クライアントをダウンロードして即プレイできるLeague of Legendsだが，Championや彼らのスキン，ゲーム内で使用できるブーストなどが販売されている。


　発表されたLeague of Legendsの最新データは，以下のようなものだ。

• PCとMac合わせて，ピーク時には約50万人がプレイした。
• 毎日100万以上の対戦が繰り広げられた。1チーム5人編成というのが，最も人気が高い。
• 平均でゲーマー1人につき3.7時間/日，ゲームをを楽しんでいる。
• 公式サイトの1日平均のアクセス数は，600万。
• Facebookには140万の「お気に入り登録」が行われており，YouTubeにアップしたビデオは1億回近く再生された。
• シーズン1の終了を飾ったチャンピオンシップのオンライン放送には，約169万アクセスが集まり，瞬間最大アクセス数は約21万。

　現在，北米とヨーロッパを対象に正式サービスが行われているLeague of Legendsだが，日本からのアクセスも多いという。Riot Gamesはこの成功を受けて，2011年内に中国や東南アジアでのサービスを開始する予定だ。
　ここ数か月，倍々ゲームで進んできた本作だけに，迎えるシーズン2でどのような数字を出すのか楽しみだ。