［TGS 2009］洗練された野性が牙をむく「アサシン クリード II」のプロモーションムービーを2本掲載。発売予定日も明らかに

　ユービーアイソフトがリリースを予定している「アサシン クリード II」（PlayStation 3/Xbox 360）のプロモーションムービー2本を4Gamerに掲載した。


　アサシン クリードIIは，2007年にPlayStation 3とXbox 360向けにリリースされた「アサシン クリード」（PC版だけは2008年に発売）の待望の続編。12世紀のシリアを舞台に，奥義を究めた暗殺者“アルタイル”となったプレイヤーが十字軍やカリフらを相手に戦いを繰り広げていくという三人称視点のアクションゲームであるアサシン クリード。描き込まれたハイレベルなグラフィックスや，世界観/ストーリーのユニークさなどからワールドワイドで大ヒットし，ユービーアイソフトの新たなIPとなった。


　続編となるアサシン クリード IIは，ゲームの背景をルネサンス期のイタリアに移した。壮麗な建築物や，華やかに着飾った人々，運河を行くゴンドラなど，前作の荒涼とした砂漠地帯とはまったく違うロケーションと時代だ。
　主人公のエツィオは若き貴族だが，実は彼の中には凄腕暗殺者の血が脈々と流れている。裏切りにあって家族を皆殺しにされたエツィオは，復讐のため，その卓越した暗殺者としての能力を使うのだ，というのが大ざっぱなストーリー。


　上に掲載したムービーには，そんな彼のアクションシーンが収められている。インゲームのシーンではなくイメージ主体であるとはいうものの，新フィーチャーの数々が確認できるはずだ。例えば，エツィオは敵の武器を奪って使えるようになったし，斧や棍棒，そしてひざ蹴りなどのメレーアタックもこなす。さらに，両腕に仕込まれた隠し剣により，二人の敵を同時に始末できるのだ。
　なにより重要なのは，カナズチだったアルタイルとは違い，エツィオが泳げることかもしれない。まあ，運河がはりめぐらされたヴェネチアで泳げないというのは困りものだけど，足を滑らせて海に落ちて溺れるアルタイルに一抹の寂しさを覚えていた人には，エツィオは頼もしく思えるだろう。


　上のムービーは，2009年に開催されたE3で公開されたものと内容は同一で，4Gamerでは6月4日のE3レポートにそのムービーを掲載しているが，今回は「日本語字幕付き」として再登場。イタリアのイケメン貴族であるエツィオは，実は女性にも結構強い。というわけで，女性達を使って敵をたぶらかし，そのスキに……というテクニックも使えるのだ。
　筆者にはおそらく一生使えないテクニックだが，壁をよじ登り，運河を跳び越える彼の高い身体能力ともども，若き暗殺者の姿を再確認してみよう。

　さて，とっくにお気づきのことかと思うが，最初のプロモーションムービーの最後に，日本でのリリース予定日が初登場する。対応機種はPlayStation 3とXbox 360で，発売予定は2009年12月3日。価格はどちらも7329円（税込）だ。これでまた年末年始のお楽しみが増えたと喜んでいる人も多いはず。
　本日掲載したブースレポートにもあるように，東京ゲームショウ2009の会場では，そのアサシン クリード IIがプレイアブル展示されているとのこと。E3でもドイツのGamescomでも映像出展のみだったので，「TGS恐るべし」という雰囲気だ。