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[TGS 2010]「Dream」との楽曲タイアップも発表。ダンスありバトルあり(?)の「TRINITY Zill O’ll Zero」ステージイベントレポート
「TRINITY Zill O’ll Zero」公式サイト
イベント冒頭でステージに登壇したのは,本作のプロデューサー鈴木亮浩氏。まずはTwitterから寄せられたという,さまざまな質問に氏が回答するというコーナーでステージは幕を開けた。
最初の質問は「初心者でも大丈夫か?」というもの。なにせ前作がPlayStationで発売されたのは,かれこれ11年前(1999年)になる。その後PS2とPSPでリメイクはされているものの,今回が初という人も少なくないはずだ。
これに対する鈴木プロデューサーの回答は「全然問題ない」とのこと。本作のストーリーは,前作をプレイせずとも十分に楽しめるのだそうだ。また前作をプレイしてファンになったという人の中にはアクションが苦手な人がいるかもしれない。RPGだった前作から,今作ではアクションRPGへとジャンルを変えているため,プレイをためらっている人もいるだろう。こちらについても,簡単な操作で楽しめるようになっているうえ難度設定もあるのでおそらく気軽に楽しめるであろうとのことだ。
3つ目はややマニアックな質問だ。前作にあったエンシャントギルドの「魔の宝箱」について,今作ではどうなっているか? というもの。「魔の宝箱」は,一種のミニゲームを遊ぶことで所持金を増やせるシステムだった。お金稼ぎがすごく楽になるこの機能だが,こちらはもちろん本作に用意されているという。ただし前作よりも少し難度が高くなっているらしいので,前作からのファンはぜひ挑戦してみるといいだろう。
……と,最初のコーナーが終わったところで,日本放送インターネットラジオ“Suono Dolce”(スォーノ・ドルチェ)「TOKYO AFTER 6」の月曜ナビゲーター,荘口彰久氏が登壇。荘口氏は,司会を引き継ぎながら鈴木氏に本作の魅力を聞き出していった。
その中で明らかになったのは,たとえば「真・三國無双」シリーズで知られるω-Foreceチームが開発を手がける本作だが,実は「真・三國無双」のエンジンは使っていないということ。本作の大きな特徴である“インタラクティブワールド”(水たまりを氷の魔法で凍らせたり,逆に炎で凍らせた水を溶かしたりといった,世界に干渉する要素)を実現するために,開発にはかなり時間をかけているのだという。
前作の5年前を描いた本作では,今作でもキャラクターデザインを担当する末弥純氏が,前作より5歳若いキャラクターを描き起こしたそうだ。そうして世界観を煮詰めていき,前作の壮大なスケールを壊さないよう,細心の注意が払われているとのこと。
その目指す先は,本作を「Zill O’ll」ファンとω-Foreceファンの,どちらにも応えられるタイトルに仕上げること。重厚な世界観と,爽快なアクションの融合が本作の大きな見所となりそうだ。
さて,ステージがいよいよ佳境に入ったところで,今回タイアップ楽曲を担当する,ガールズエンターテイメントグループ「Dream」の面々が登場。登場するや否や,激しいダンスともに2曲を歌い上げた。鈴木プロデューサーは,タイアップアーティストとして彼女らを選んだ理由に「エンターテイメント性の高いダンスと,本作のアクション性が一致した」という点を挙げていた。またクオリティの高いコーラスも,重厚な世界観を持つ本作にピッタリだったという。
実際にタイアップ対象となる曲は,彼女らのプロデュースを務めているという,EXILEのHIRO氏の手により,現在鋭意制作中とのこと(関連記事)。残念ながら今回のステージでは,聞くことはできなかった。とはいえ,ゲーム本編に負けない楽曲として制作しているとのことなので,完成を楽しみにしておこう。
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