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[TGS 2011]「Child of Eden」プレイレポート。3D立体視とパッドによるプレイフィールはいかに?
ジャンルとして“シナスタジアシューター”と銘打たれた本作は,Kinectセンサーにより,自分の両手を用いてプレイできることが大きな注目を集めている。だが,実は,PS3/Xbox 360版ともに通常のコントローラパッドでのプレイも可能で,さらにPS3版ではPS Moveと3D立体視にも対応している。今回は,コントローラパッドを使ってのプレイフィールを紹介しよう。3D立体視とパッドで味わう「Child of Eden」の世界は,果たしていかなるものだろうか。
本作の操作方法は非常にシンプルで,左スティックでカーソル(照準)移動,[×]ボタン長押しでターゲットをロックオン(最大8つ)し,ボタンを離せばレーザー発射。また,ゲーム内に登場する紫色のターゲットについては[□]もしくは[R2]ボタンで発射するトレーサー(バルカン砲のようなもの)でなくては破壊できない。
本作のゲームシステムは水口氏が過去に手がけた「Rez」によく似ているが,「Rez」での基本攻撃がロックオンレーザーのみだったのに対し,本作では攻撃方法にトレーサーが加わったことにより,ゲームとしての奥深さも増している印象だ。紫色のオブジェクトにはレーザーが効かないためトレーサーの出番となるが,途中,敵のコアが大量の紫色のキューブで包まれて現れた場面では,トレーサーでキューブを散らしつつ,剥き出しになったコアへ一気にレーザーを撃つ――といった組み合わせのアクションも必要となっていた。
「Child of Eden」をパッドでプレイすることの一番の魅力は,パッドの振動機能だろう。両手を動かしてゲームの世界にダイブするような体験を味わえるKinect版の素晴らしさは言うまでもないが,パッドからの振動によって味わえるゲームとの一体感も非常に魅力的である。
そのうえ,これが3D立体視ともなると,本当にネットワーク内へとダイブしている感覚に陥り,ステージ終盤,スペースコロニーのような形をした巨大なオブジェクトが現れたときには,これが敵であることにも気付かずにただただ呆然と見とれてしまった。
また,ロックオンレーザーを発射するタイミングが音楽のビートに合っていると「Perfect!」と表示され,ボーナスポイントが加算される。ハイスコアを狙ううえで必須のテクニックなのは言うまでもないが,それ以上に,音楽に合わせて操作する,ということ自体の快感が強いため,ヘッドホンと3Dメガネを装着したまま全身でリズムを取りながら(周囲の人たちに不審な目で見られてはいたのだろうが……),大いに今回のプレイを楽しんだ。
なお,本作では1ステージあたりのプレイ時間が約10分ほどと長く,身体の動きが比較的少ないはずのパッドでのプレイでも,ほどよい具合の運動となった感じだ。ノンストップで繰り出される圧倒的な楽曲と映像の演出に対し,パッドやモーションコントローラを通してシンクロするこの感覚は一度ハマればやみつきになること間違いない。
さて,コアなファンならば,すでに発売されているXbox 360用の海外版を購入しているという人もいるだろが,PS3版は海外でも未発売だ。筆者もXbox 360版を購入するつもりでいたが,今回3D立体視による強烈な没入感を味わったがために,PS3版も非常に欲しくなってきてしまった。また,今回は体験できなかったが,振動機能を搭載しつつ,手を動かして直感的な操作ができるPS Moveでの操作も,ぜひ味わってみたいものだ。本当に「Child of Eden」を遊び尽くすなら,両機種版のあらゆる操作&出力方法で楽しむべきなのかもしれない。
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Child of Eden
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(C) 2010 Ubisoft Entertainment. All rights Reserved. Child Of Eden, Ubisoft and the Ubisoft logo are trademarks of Ubisoft Entertainment in the US and/or other countries
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