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[G-Star 2014]MMORPG「Civilization Online」がプレイアブル出展。キャラクタークリエイトとチュートリアルを体験したレポートをお届け
「Civilization Online」公式サイト
プレイを始めると,まずキャラクターの作成からスタートする。キャラクターはデフォルトで用意されたモデルから選択できる。
デフォルトのモデルを,スライダーを使って細部にわたるエディットを行うことも可能だ。画面右に表示された三角形の図形の中心点を移動させることで,全体の大まかな調整ができるが,さらにエディットしたい部分に直接カーソルを移動させ,ドラッグすることによって細かい調整が可能だ。
ちなみにこの,いかにも古代エジプトのクレオパトラ風のキャラクターだが,彼女はとくにエジプト文明専用のキャラクターというわけではない。実際のゲームでは,画面左にある4つのアイコンから1つの文明を選ぶことになり,それぞれ「ローマ」「中国」「エジプト」そして「アステカ」を意味している。
小さな火から始まる文明の進化
MMORPG経験者ならばほとんど迷わないインタフェース
キャラクターの作成を終えてチュートリアルを開始すると,松明を持って薄暗い洞窟の中に立つキャラクターが登場した。
洞窟を出ると,そこには広大な自然が待ち受けていた。そこで,カットシーンが入り,凶暴そうなサーベルタイガーの姿が映し出された。そのあと,崖に沿って移動していくと,案の定,そのサーベルタイガーが襲い掛かってくるのだ。
ここで初めての戦闘になるのだが,戦闘方法は敵をターゲットし,攻撃スキルを発動して倒すというMMORPGとしてはオーソドックスな操作方法で,とくに迷うようなものではないはずだ。チュートリアルということもあり,このサーベルタイガー,見かけと異なり意外なほど弱かった。
サーベルタイガーを倒して死体をあさってみると,アイテムが入手できた。これもまたMMORPGの基本的な行動だ。手に入れたのは,頭にかぶる装備品のようだ。
崖の道を進むと,遠くから女性の悲鳴が聞こえてきた。行ってみると,そこには凶暴なマンモス(ちょっと小さい気もするが,実際に見たことがないのでハッキリは分からない)に襲われそうな女の子の姿があった。駆け寄ってマンモスを攻撃してみるが,どうもあまりダメージが与えられない。
無事に助けた女の子の手を引いて道を進むと,その先には小さな集落(とも呼べない規模だが)が存在した。女の子を助けたプレイヤーは,その集落の長だと思われるNPCからクエストを受け,そのときに渡された槍を装備することになった。
ここで敵勢力が急襲してくるというカットシーンが入り,周囲は戦闘状態に。さっそく槍を構えて敵を迎え撃ち,(割と簡単に)敵を全滅させることに成功した。
守りを固めようということか,続いて集落にやぐらのような建物を設置するというクエストが発生した。矢印で示されたウィンドウを開いてやぐらを選択し,指定のポイントに設置すると,そこに土台ができあがった。が,このままでは施設として機能しないようだ。
そこで次に,そばにある木を切り倒し,丸太を手に入れて土台に投げ込む(比喩的な表現ではなく,実際に投げ込む)と,材料が揃ったらしい。ここでアクションキーを押して仕上げを行うと,見事にやぐらが完成した。
けっこうな高さのうえ,はしごもなく,普通のジャンプでは登れないやぐらだが,スペースキーを押し続けることで,土台につかまり,さらに上まで駆け抜けることができる。このアクションは少し気持ち良く,切り立った崖なども,こうして登れるのかもしれない。
やぐらの上部に立ち,傍らにあったオブジェクトに触れてみると,火球が手に入った(火はついていなかったが,このオブジェクト,かがり火のようなものだろうか?)。それと同時に,遠くから再び,今度はマンモスを引き連れた敵勢力が登場してきた。どうやら,近づいてくる敵勢力に対して火球を投げつけるのが次のクエストになるようだ。
松明から槍に持ち替えたときもそうだったが,火球を持った瞬間,スキルバーのアイコンは専用のものに変化した。敵を狙ってスキルのキーを押し,その敵に向けて火球を放り投げると,敵の周囲が軽く爆発し,一気に倒すことができた。
再び集落を守ったプレイヤーは,さらに施設を建造することになる。こうして,次第にプレイヤーの手によって,集落が形になっていくのを見るのは,なんとも楽しい。
チュートリアルの演出かもしれないが,続いて,集落の周囲にいきなり城壁のようなものができた。
どうやらこの時点で,こちらの体勢が整ったらしい。なんだか,マンモスを引き連れた戦士が,敵勢力の拠点を制圧すべく準備万端の様子だ。ここでプレイヤーに与えられたクエストは,「熊を買え」。
えっと,熊を買うの? と隣にいた戦士(だと思われる)のNPCに話しかけると,あっさりと熊が購入できた。そこでインベントリを開いて買った熊を使用すると,プレイヤーキャラクターがその熊に騎乗する。同時にスキルバーのアイコンが,熊のものに入れ替わった。これはつまり,騎乗状態での戦闘も可能だということだ。
熊の操作を試している間に,気の早い味方のNPC部隊は先に進軍していたので,そのあとを追って敵陣に向かう。敵の激しい攻撃にさらされながらも,味方の奮起で状況はこちらが有利だ。敵の攻城兵器ややぐらを破壊し,邪魔がなくなったところで目標の建物を破壊すると,自軍の勝利となった。
最後の場面は,洞窟で得た松明の小さな火から,次第に大きな火を得て,最後にロケットから噴射される巨大な炎へ進化する様子を描いたものだそうで,火は文明の象徴といったところだろう。ゲームを進めると,やがてロケットを自在に打ち上げられるような文明に到達するのだろうか。
もっとも,ターン制のシミュレーションゲームである「Civilization」シリーズをどのようにMMORPGとして表現しているのか,文明の進化によって何が起きるのか,勝ち負けはあるのか,というかゲームに終わりがあるのか,チュートリアルでは分からなかった,気になる点がまだまだ多い。
そこで4Gamerの今回のG-Star取材では,本作の開発元であるJake Song氏を含む3人と,2K Gamesで本作のシニアプロデューサーを務めるGarret Bittner氏に,そのあたりの話を聞いている。追って掲載する予定なので,そちらの記事もぜひ参照してほしい。
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