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[gamescom]海賊アクションアドベンチャー「Raven's Cry」は海外で10月リリース予定。さらに磨きのかかった海戦を確認してきた
Raven's Cryは,スコットランドで発生した疫病から逃れるため,新天地を求めて大陸へと旅立ったRaven一家が,海賊Neville Scrantonの一味に襲われてしまうシーンから始まる。幼いChristopher Ravenは,左腕を切断されながらも一命をとりとめるが,成長するに従いScrantonへの復讐心が募り,アステカの戦法やブードゥーマジックを体得しながら仇討ちの旅を続けていくという,ダークなストーリーになっている。
本作は,元々フィンランドのメーカーの開発により,2012年中にリリースされる予定だったものの,度重なる遅延によって2013年夏ごろから,「Two Worlds」シリーズなどで知られるReality Pumpに委託されている。同社の新型エンジン「GRACE2」への移植も進められており,非常にディテールに富んだ世界に生まれ変われつつあるのだ。
今回のデモでは,新たに加わった海戦シーンが紹介されていたが,さまざまな船を購入したりアップグレードしたりできるほか,数種類の砲弾を活用して戦うなど海戦シミュレーションとしても十分に通用するものへと進化していた。戦闘や航海で消耗する乗組員たちは港で雇用して補充し,コーヒーやカカオなどカリブ海一円の特産品を購買することで商業活動もできるようになっている。
本作のキャンペーンは25時間ほどのボリュームになっており,ストーリーは「善」と「悪」の境界線が非常にあいまいになっているため,NPCから得たサブクエストの遂行や会話の選択が,後々のストーリーや人間関係にも大きく影響していくことになるという。また,ゲーム中には様々な「ウワサ」が用意されており,それを頼りにクエストをこなしたり,宝探しの旅に出掛けたりもできる。
また,陸用と海用のスキルツリーが用意されているので,プレイヤーの好みのキャラクター作りが可能になっているほか,気象の変化も表現されており,雨で銃器が濡れて使えなくなるといった細かいシミュレーションにも対応しているとのこと。
対応プラットフォームは,これまで予定されていたPC,PlayStation 3,そしてXbox 360に加えて,PlayStation 4でのリリースも発表されている。今回のデモでは,まだ会話シーンが完成していなかったり,いくつかのバグも見つかったりと,欧米での10月発売までに間に合うのかという不安はあったが,じっくりとプレイしてみたくなる魅力は感じられた。
「Raven's Cry」公式サイト
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