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[TGS 2011]タブレットPCで動いてるゥ! 「三國志12」が動いているところをコッソリ見せてもらっちゃいました
「2012年発売,Windows版でノートPCやタブレットPCにも対応,武将イラスト全とっかえ! あとは乞うご期待」……という非常にざっくりとした発表だったが,実はステージ発表会の終了後,プロデューサーの北見 健氏にこっそり“実物”を見せてもらったのだ。というわけで,そこで分かった三國志12の追加情報をお届けしよう。
北見氏が最初に見せてくれたのは,撮影禁止であったが「戦略」の都市画面だ。今回のゲームスタイルは“都市の各施設に武将を配置する”というもの。さまざまな機能を持った施設に能力の見合った武将を配置し,すべての配置が終わったら「実行」ボタンを押すことでターンが進み,それぞれに見合った都市の成長や,収入などが得られる仕組みだ。
北見氏いわく,このシステムについてあえて言うなら「IVに近いかもしれないが,うーん……いや,過去作のどれとも違いますね」とのことで,また新しいスタイルが開拓されたといえる。
次に見せてくれたのは戦闘シーン。こちらは本日スクリーンショットが公開されており,また現地での撮影許可が出たが,発表のとおり“リアルタイムバトル”となっている。北見氏はタブレットPCで,実際に部隊や目標を指でタップして指示しており,画面のスクロールも指で行っていた。
このインタフェースに関しては「スマートフォンレベルの操作感覚を目指している」とのことで,タッチパネル操作は相当洗練されたものになるだろう。
「ネットブックでも動く」と言い張ったゲームは多いが,実際に1024×600ドットにキチンと対応した画面を作っていたり,Atomで動かすことを大前提に作られた作品は,そう多くない,というかほとんどない。そもそもタブレットPCにしても現状では割と低いスペックなわけで,それでサクサクと動いていたのは特筆に値する。
さらに,お好きな人にはたまらない武将リスト画面も見せてもらったのだが,お馴染みの“武将情報”も指でタップしてスクロールさせていた。情報リストに武将画像が入っていたのが何気に新鮮で,「この画面で武将を見たかったでしょう」と北見氏も言っていたのだが,見たかったです。
ちなみに武将画像について,従来の「顔」や「バストアップ」だけではなく,今回は「全身」に近いスケールで新規に描き起こされている。全身を描くことで,イラストの中に「武将のエピソード」を盛り込めるようになり,イラストが分かる人なら分かる有名なワンシーンとなっている武将も結構多い。
「信長の野望が経営シミュレーション的なのに対し,三國志は人間ドラマを重視しているんですよ」と北見氏が言っていたように,三國志シリーズは“武将”を“描く”ことに対してとても力が入れられている。今回,また新しい形での武将の表現に期待できそうだ。
なお,ネットワーク対応に関しては「内緒」とのこと。「対応してない」ではなく「内緒」というあたり,ええと,こりゃー期待していいんでしょうかね。
最後に気になる発売時期について。現時点での発表は「2012年」とのことだが,「(2012年の)年末ということはありませんよ」と北見氏が言っていたので,もっと早いものと思われる。
そもそもコーエーテクモゲームスが東京ゲームショウでこの手のビッグタイトルを発表する場合,まずロゴのみでとりあえず制作発表してから本格的に作り始める,というパターンも珍しくないのだが,今回は“ある程度作ってからの発表”とのことで,意外と早いのではないだろうか。期待しちゃうなあ。
というわけで,次にいろいろ見せてもらえるのは“冬”のチョイ前くらいになりそうとのこと。ひっさびさの本格シミュレーション版「三國志」ということで,才能をもてあまし気味だった天才軍師の皆さん,新たな大陸制覇に備えようではないですか。
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三國志12
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