サイバーフロントは本日(2011年10月31日),PSP用ソフト「リトルウィッチ パルフェ 黒猫魔法店物語」を,2012年3月8日に発売することを発表した。価格は通常版が6090円,限定版が8190円(共に税込)。
本作は,1999年に発売されたPC用ソフト
「リトル・ウィッチ パルフェ 〜黒猫印の魔法屋さん〜」をPSP向けにフルリメイクした作品だ。当時は黒猫魔法店を経営するというシミュレーション要素と,キャラクター達との会話劇が楽しめるアドベンチャー要素の融合が人気を博し,工画堂スタジオ“くろねこさんちーむ”の代表作として親しまれた。
PSP版は,新規
キャラクターデザインには藤原々々氏を起用し,すべてのグラフィックスが新たに描き下ろされる。シナリオも改修と大幅な追加が行われ,さらに
声優陣も一新されるとのこと。
このほかオープニングやエンディングテーマを音楽制作ブランド「Elements Garden」がプロデュースするなど,あらゆる面で現代のトレンドに合わせたリファインが施されるようだ。
※初出時に発売を2012年3月18日と記載しておりましたが,正しくは2012年3月8日です。お詫びして訂正いたします(2011年10月31日13:00)
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■ストーリー
ちょっぴりドジだけど、明るく元気に頑張る、パルフェ。
彼女は、花と水の国「フロルエルモス」の城下町にある、小さな魔法店を経営する魔法使い見習いの14才の女の子。
少し前までは、お母さんと二人で「黒猫魔法店」というお店をやっていましたが、お母さんは病に倒れてしまい、パルフェの看病の甲斐もなく、天に召されてしまったのでした。
ひとりぼっちになってしまったパルフェに残されたのは、「黒猫魔法店」と100万ゴルダという莫大な借金。その借金も、年末までの10ヶ月以内に返済しなくてはなりません。返済期日までにお金を用意できなければ、お店を借金のカタに取られてしまうのです。
お母さんとの思い出のつまったお店を守るため、パルフェは使い魔の黒猫「サケマス」といっしょにがんばります。
「お母さん……わたし、一生懸命頑張るから、
だから、どうか見守っていて下さい」
■ゲームシステム
このゲームの目的は、「年末までの10ヶ月間以内に100万G(ゴルダ)の借金を返済する」ことです。この莫大な借金を返済するには、パルフェの経営する「黒猫魔法店」で様々な商品を売らなければなりません。
商品を作るには、山、海、森など多くの場所をめぐり材料を収集します。まれに、貴重な材料も入手できます。
作り出した商品を陳列して、販売します。売れ筋商品を作り出し、お店の人気を上げて年末までの10ヶ月間以内に借金返済を目指しましょう!
入手した材料を調合し、黒猫魔法店の商品を作り出します。
本ゲームシステムは、基本ストーリー = アドベンチャーパート、魔法店経営 = シミュレーションパートの2つで構成されております。
■主要キャラクター
<主人公>
パルフェ・シュクレール
(Parfait Sucreal)
魔法学院高等科の3年生、魔法使い見習いの14歳の女の子。
いつも元気で明るく、優しく素直な性格で、人を疑わず、お人好し過ぎる面があります。また、ちょっと天然でドジな所もあり、ときおり何も無いところで転んだり、魔法薬の調合に失敗しては爆発させてしまうことも。
そのせいか、魔法学院での成績はあまり良いとは言えず、真ん中より少し上くらいです。フロルエルモス王都城下町にあるケーキ店、トリアノンノンのケーキが大好物。
「よしっ! 黒猫魔法店、今日から新装開店だね!」
サケマス
(Sakemasu)
パルフェの使い魔で、オスの黒猫。
潜在能力は高いという評価はあるものの、それまでは普通の猫でしたが、とある事件がきっかけで、使い魔として完全に覚醒します。覚醒したサケマスは、人の言葉を話すことが出来るようになり、黒猫魔法店の店番として、またパルフェの保護者として、彼女を支えていくことに。
「パルフェ、ボクはキミのために生き、キミのために死ぬのだニャ」
レネット・キルシュ
(Reinette Kirsche)
パルフェの同級生で、自称・天才魔導士、14歳の女の子。
勝ち気な性格で、自らを天才魔導士と言っていますが、魔法学院での成績は優秀で、その名に恥じない才能の持ち主でもあります。
黒猫魔法店のライバル店である、スマイル魔法店を経営しているせいか、特にパルフェに対してはキツイことを言ってしまいます。
しかし、その心の奥には、パルフェも知らない、秘めた想いがあるようなのですが――。
「いい、パルフェ? あなたは、私のオモチャなんだから。
――すべては私が決定するのよ!」
ココット・キルシュ
(Cocotte Kirsche)
レネットの妹で、魔法学院高等科1年生、12歳の女の子。
姉であるレネットが、魔法材料採集と称してどこかをほっつき歩くか、部屋にこもって何やら怪しげな研究を続けているため、代わりにスマイル魔法店の店番をしています。
とても素直な性格で、笑顔の似合うココットは、お店の看板娘でもあり、彼女目当てに店に来る客も少なくないという噂。
パルフェをライバル扱いしている姉とは違い、時々お店に遊びに来てくれるパルフェのことが大好きで、いつも快く迎えてくれます。
「いらっしゃいませー。あ、パルフェお姉ちゃん、こんにちはぁ☆」
フローレ・ミルフィア
(Flore Milfia)
パルフェの同級生で、花をこよなく愛する、14歳の女の子。
パルフェの、魔法学院入学以来親友で、黒猫魔法店の経営をするようになるまでは、いつも一緒に学院へ通っていました。生まれつき身体が弱く、病気をしがちですが、穏やかで、優しい彼女は、自分のことよりもパルフェのことを、何よりも心配しています。
お花が大好きで、フローレのお家の庭には、彼女が心を込めて世話をしているお花畑があります。
将来の夢は、自分のお花屋さんをもつこと。
「パルフェちゃん、お仕事頑張ってね」
フェール・ルセット
放浪の吟遊詩人。
まだ若いながらも、その音楽的な才能はめざましく、フィリス王子のたっての願いで、現在はフロルエルモス城に滞在しています。同年代であり、優しく、穏やかな性格が似ているせいか、フィリス王子とは仲が良い様子。
しかしお城での暮らしが窮屈なのか、時々お城を抜け出し、湖のほとりなどで詩を歌っているようです。そんな折り、魔法薬の材料を探していたパルフェと出会います。
「私はフェール・ルセットといいます。よろしく、パルフェ」
フィリス王子(フィリス・フロル・アネシス)
フロルエルモス王国の王子で、16歳の少年。
その穏やかな性格から、民衆からも愛され、王国のアイドル的な存在でもあります。
しかしながら、本当は王家の堅苦しさが好きになれず、自由を欲しています。また、詩歌が好きで、お気に入りの吟遊詩人をお城へ呼び寄せてしまうほど。
春の祭典で偶然パルフェと出会いますが、その後も何故か、パルフェのことを気にかけているような素振りを見せますが――。
「そんなにかしこまらなくてもいいよ。パルフェ――と呼んでいいかな」
シュワルツ・ワルダー
パルフェにつきまとう、謎の借金取り。
パルフェの母の残した、100万ゴルダの借金の、全ての債権を握っています。
14歳の少女にそんな大金は返せるはずがない、と言い放ち、毎月、真夜中にやってきては、パルフェを罵り、なじり倒します。
「我が名は、シュワルツ・ワルダー。小娘……いい加減に人の名を覚えたらどうだ?」