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「Minecraft」のマルクス・ペルソン氏の新作「0x10c」の開発が発表され,公式サイトがオープン。今回は,遠い未来を舞台にしたSFモノに
「0x10c」公式サイト
公式サイトでは,この0x10cのバックストーリーや名前の由来が説明されている。それによると,宇宙旅行が一般的になったパラレルワールドで1988年,当時ポピュラーな16ビットPCに接続できる冬眠装置が発明される。しかし,ドライバにバグが発生し,利用者は本来0x0000 0000 0000 0001年の眠りを予定していたにも関わらず,実際には0x0001 0000 0000 0000年間の冬眠状態に入ってしまう。そして,西暦281兆4749億7671万2644年に目を覚ました人々が見たものは,巨大なブラックホールによって崩壊の危機に直面した銀河であり,プレイヤーはそれを救うために奔走することになるという。
ちなみに,0xとは,16進数を表す記号だ。
現段階ではまだコンセプトが出来ているだけの状態らしく,公式サイトのタイトルロゴも急ごしらえな雰囲気だが,本作はプレイヤーがスペースシップに乗って敵AIやほかのプレイヤーと戦ったりする,月額課金制のオンラインゲームになる予定だ。
特徴的なのは,ゲーム中に仮想の16ビットPCが完全再現されているところで,プレイヤーの乗る宇宙船などの制御をそれで行えるという。エンジニアリングも可能であるとのことで,宇宙船や武器などの開発などがそのPCを使ってできるということかもしれない。
遺棄されたスペースシップからさまざまなアイテムが入手できたり,採掘や貿易といった経済シミュレーションの要素も実装されており,未知の惑星に着陸して探索したりといったことも可能だ。
開発段階で早めにリリースし,その資金でゲームを開発するというMinecraftと同じビジネスモデルが採用される予定になっているが,500万本も売れたMinecraftのサクセスストーリーがこの0x10cで再現されることになるだろうか。
- 関連タイトル:
0x10^c
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