プレイレポート
「黒い砂漠」のアップデート「神樹の宿りし聖域」実装を記念したメディア対抗キャノンボール大会が開催。空飛ぶ9世代馬とカーマスリビアを紹介
アップデートと言えば,運営にお邪魔して,先行プレイレポートをお届けする……というのがよくある流れ。だが,今回は4Gamer.netを含めた5メディアで,新エリア「カーマスリビア」の体験を名目にした,ルール無用のキャノンボールが開催されることになった。このイベントを通して,カーマスリビアの景色や,9世代馬のプレイフィールを紹介しよう。
エルフの故郷「カーマスリビア」は自然に満ちあふれた静謐なエリア
今回実装されるカーマスリビア地方は,全体マップの南西一帯で,現在プレイ可能なベア村や,ロングリーフにある木偵察警戒所の南の山脈を越えた先になる。
ここは,北の山脈を除けば緑と水が豊かな土地で,観光や森林浴にでも訪れたくなるエリアだ。しかし,敵となるモンスターも多く,想定レベルは58から60と高めになっている。風景を撮影するポイントを探して森の中を歩き回っていると,敵の攻撃を受けてピンチに……なんてことにもなりかねない。森に足を踏み入れるときは,周囲に気を付けよう。
メディアの威信(?)をかけたキャノンボール開催! 新エリアをトップで駆け抜けたのは?
今回企画されたメディア対抗キャノンボールは,知恵の古木をスタート地点として各拠点を馬でめぐり,再び知恵の古木へと戻ってくるという,カーマスリビアを1周するレースだ。キャノンボールというよりも,オリエンテーリングをタイムアタックするような感覚に近いかもしれない。
またゴールの条件として,「カイザーグリフォンを含むスクリーンショットを15枚以上撮影する」というのもある。カイザーグリフォンとは,カーマスリビア地方に登場する,名前付きの新モンスターだ。ソロで立ち向かうのは少々厳しすぎる強敵なので,コッソリ近づいて撮らなければならない。この条件をすべて満たし,最初にゴールしたメディアが優勝となる。
それでは,キャノンボールの模様と各チェックポイント周辺の風景写真をお届けしよう。なお,スタート地点から第一チェックポイントのカポック警備所への移動は第6世代馬によって行われた。これは先に6世代馬に乗ってから9世代馬に乗ったほうが,その違いが分かりやすいというゲームオンの配慮である。そういう意味では,この区間はウォーミングアップといったところだろう。
■知恵の古木〜カポック警備所
知恵の古木から森を抜けて北上し,カオフォック警備所に到着したら,待望の9世代馬,「アドゥアナート」に乗り換えとなった。移動中にスペースキーでジャンプし,その状態でEキーを押すと羽を広げて滑空ができ,高いところから落ちることなく下に降りられる。そのほかにも,待機状態にしておくとHPや持久力が自動で回復する独自スキルも持っている。
9世代馬は,8世代馬の「駿馬(突進,ドリフト,スプリント,瞬間加速,横移動,連:瞬間加速,速:横移動の7つのスキルを習得させた馬)」をメディア地方の「石尻尾の丘馬牧場」の厩舎番に預けて訓練を行わせ,熟練度が200%に達するとランクアップにチャレンジできる。ランクアップに成功すれば9世代馬になれるが,失敗すると熟練度が0%に。なお,失敗時の熟練度の減りは,クロン石100個を使うことで半分にできるようだ。
一通り9世代馬のレクチャーを受けたあと,改めてメディア対抗キャノンボールの幕開けとなった。
■カポック警備所〜バルタラ山脈〜バルタラ-修練の祭壇
スタートの合図ととも各馬一斉に走り出す……のだが,筆者は「グリフォンを15枚撮るついでに景色も撮影しようかな」と,どちらかと言えばレースそのものよりも撮影を楽しんでしまった感がある。結果は,あまり期待しないでほしい。
ともあれ,最初に向かったのは,目的地の「バルタラ-修練の祭壇」ではなく,北にある「カーマスリビア進入路」。ここから従来のマップに移動し,そこからバルタラ山脈に至るルートを探った。
■バルタラ-修練の祭壇〜レモリア中部キャンプ
次のチェックポイントの「レモリア中部キャンプ」は山の下にある。山の上にあるバルタラ-修練の祭壇から向かうとなれば,「滑空だ!」とばかりにアドゥアナートで一気に空を駆け下りる。
……が,気持ちよく飛びすぎて,チェックポイントを飛び越えたうえ,自分がどこにいるのか分からなくなった。地上に降りたのちにチェックポイントを目指すが,アクティブモンスターばかりのエリアで気が抜けない。
■レモリア中部キャンプ〜影の木の森
次の目的地は,「影の木の森」だ。そこへのルート上では眼下に広がる,これまで黒い砂漠では見られなかった広大なサバンナ,ナバン草原が見られる。
その平和な草原に巣を構えているのが,白い羽根を持つカイザーグリフォンだ。茶色いグリフォンとはつがいのようで,なかよく巣を暖めている。これでミッション達成だ! と撮影のために近づくと,あっという間に夫婦につつかれて死亡してしまった。手負いの獣と子育て中の獣は凶暴なので近づくなという話を聞いたことがあるが,身をもって体験できた。
■影の木の森〜知恵の古木
グリフォンに突かれながらも,なんとか草原を抜けて影の木の森に到着。あとは北上してゴール地点の知恵の古木に行くだけだが,あえて南下して景色を撮影したくなった。レース中だけど。
寄り道しまくってゴール地点へ戻ってきたが,当然,ほかのメディアはゴールしていた。運よく(?)ラストではなかったようだが,いち早く全チェックポイントを通過し,カイザーグリフォンの姿を撮影したのはファミ通.comで,優勝賞品の黒い砂漠 折りたたみ傘5本を受け取っていた。
その後,「レース後は自由に撮影して良いです」と言われて,思わず「先に言って!?」とツッコみたくなったが,時間をかけて,かなりの景色を撮影できたので,良しとしておきたい。
ちなみに今回のレースでは,モンスターの強さや密度など,ゲーム的なプレイフィールは分からないままだが,景観という面では太鼓判を押したいクオリティだ。
高所を制覇したい登山部なプレイヤーには,少し物足りないかもしれないが,緑あふれる森と清らかな水に包まれたエルフの故郷は,非常に美しい。画面からマイナスイオンでも出てくるんじゃないかと思えるほどだ。スクリーンショットの撮影にこだわりのあるプレイヤーは,見逃せないエリアになるだろう。
9世代馬については,以前のオフラインイベントで3種類あると説明を受けたが,今回のアップデートでは,このアドゥアナートのみが実装となるようだ。
そのプレイフィールについて言及するならば,やはり滑空の気持ちよさと便利さが際だっていた。高いところからダメージを受けずに一気に移動できるのももちろんだが,地面を走りながら短距離の滑空もできるので,実際の移動速度も速い印象だ。惜しむらくは入手難度の高さだが,一度体験すると入手へのモチベーションも高まるので,短期間のレンタルが可能なアドゥアナートなどを検討してもらえないかと思う。
「黒い砂漠」公式サイト
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