テストレポート
「PRIDE OF SOUL -舞翔伝-」冬の3大アップデート第2弾のプレイレポートを掲載。戦国時代をフィーチャーした新マップでは織田信長などが仲間に
PRIDE OF SOULは,独特の浮遊感のある空中戦を主軸としたバトルと,有名武将や物語中のキャラクターを仲間にできるシステムが支持され,2012年11月21日の正式サービス開始から多くの人にプレイされてきた。
また,開発サイドの意向で非常にレベルアップしやすい仕様にされており,すでに登録プレイヤーの6割ほどが現段階のカンストであるレベル80に近い状態なのだとか。しかし,短時間で手軽にプレイできる半面,コアプレイヤーにとっては物足りなく感じられることもあるだろう。末永く遊べるエンドコンテンツを充実させる──これは運営サイドとしても必要不可欠なものと考えているようだ。
そんな状況の中,X-LEGEND ENTERTAINMENT JAPANが打ち出したのが,冬の3大アップデートだ。
第1弾は2012年12月19日に導入された「双剣の舞」(関連記事)。多元型物理攻撃を得意とする新武器「双剣」の実装をメインに,新マップや新ダンジョンが追加され,さらに新ワールドも立ち上げられた。クリスマス時期ということもあって,各種イベントやキャンペーンも行われ大いに盛り上がった。
そして,2013年1月30日には,待望の冬のアップデート第2弾が導入される。
今回は,アップデートに先んじて第2弾をテストプレイしてきたので,その内容をレポートしていこう。さらに2月20日導入予定の第3弾アップデートの内容も聞くことができたので,そちらもあわせて紹介したい。
冬のアップデート第2弾で京都を舞台とした日本マップが追加に
1月30日に行われる冬のアップデート第2弾で導入されるのは日本マップ「京都」である。PRIDE OF SOULでは,三国志や水滸伝といった有名な史実や物語を土台としており,そこに登場する名将達と交流できることがウリになっている。今回のアップデートでは,日本の戦国時代が舞台に追加され,織田信長や明智光秀といった戦国武将達を仲間にできるようになるのだ。
マップは京都の本能寺や二条城がある辺りで,対象レベルは71〜80。一部のボスキャラはレベル80を超えるので,手強い敵が多くなるだろう。なお,既存マップでは氷雪の谷が対象レベル71〜80のエリアとなっているが,氷雪の谷と京都の両方を攻略すれば,カンストのレベル80を達成するのもより楽になるだろう。
日本マップへは,レベル71になると自動的に配信される関連クエストで移動できるようになる。なお,クエストの進め方については既存のマップと同じで,関連クエストをクリアすると次のクエストが発生していく仕組み。途中でムービーが挿入されたり,サブクエストが発生したりするのも同様だ。
街の中心となる二条城には本丸も確認できる。ちなみに二条城はかなりの高さを誇るが,ジャンプして本丸の上まで登ることも可能だ。見晴らしもよく,仲間との待ち合わせ場所に最適かもしれない。
新ダンジョン“本能寺の変”で織田信長などを名将として仲間にできる
1人用ダンジョンに入場すると,炎が壁のように広がった部屋に出る。プレイヤーの周囲の炎に触れるとダメージを受けてしまうのだが,マップ内にある青色のドーム内ならば安全なので,ドーム内で炎をやり過ごそう。この青色のドームは少しずつ移動していくので,炎に焼かれないようドームについて移動すると先に進むことができる仕組みだ。
なお,このギミックは1人用ダンジョン専用で,パーティ用には存在しない。その代わりパーティ用のほうでは,ザコ敵の数が多くなり,ボスも強化されているので難度は跳ね上がっている。
とくに注意すべきは忍者風の手下を呼び出してからの集中攻撃だ。この攻撃は,戦闘エリア内にランダムに出現する円状のマーカーに乗るまで延々と繰り返されるのだ。マーカーを見つけたら素早く対処しよう。
続いて登場するボスは森 蘭丸だ。
蘭丸と対決する場所には,雷,氷,炎の3属性の魔方陣があり,ここから属性に対応したザコ敵が出現するようになっている。これを一定数倒すことで蘭丸が登場するのだが,最後に残ったザコ敵の属性によって蘭丸自体の属性が変わる仕掛けになっている。
蘭丸が放つ大技はどの属性でも発動されるのだが,受けるダメージは属性ダメージとなる。自分が装備している防具の属性値を確認して,苦手な属性にならないよう調整して戦ったほうがよさそうだ。
次にボスとして登場するのは,敵側の幹部クラス「赤血妃」だ。序盤の過去に移動するクエストで「赤血妃 龍形」として登場していたキャラでもある。強力な全方位攻撃に耐えつつ反撃していこう。なお,パーティ用のダンジョンでは2回戦闘が行われ,2回目は本気を出した赤血妃と熾烈な戦いが行われる。
赤血妃を撃破すると,最後に登場する大ボスは織田信長だ。
禍々しい鎧に身を包んだ魔王ともいうべきいでたちで強烈な攻撃を仕掛けてくる信長。範囲攻撃の有効半径が非常に広く,回避するには信長のモーションをしっかりと把握する必要がありそうだ。
ダンジョン全体の印象としては,カンスト近くのレベルで入場するダンジョンだけに難度が高い感じだ。とくにボスはどれも強烈で,継続ダメージを含めて一気に大ダメージを受けることがあり,気を抜くと簡単に戦闘不能となってしまう。ボスの繰り出す大技の多くは,モーションを見てからでも回避できるとはいえ,不慮の事故を考えるとキャラクターのレベルを上げるだけでなく,武具を揃えて強化し,さらに称号を集めてステータスの底上げを行ってからチャレンジしたいところだ。
また,既存のダンジョンでも入手できるものとはいえ,スキル書やレアアイテムも狙えるダンジョンなので,狩場の選択肢に加えるとよいだろう。
今回の日本マップの導入は,本能寺の変に的を絞った内容となっているが,今後はほかの武将に焦点を当てた展開が追加されてくる可能性は高そうだ。今後のアップデートにも注目したい。
冬のアップデート第3弾で実装される新武器「弓」の実力は
弓は遠距離攻撃を得意とする武器だ。既存の武器で遠距離攻撃ができるのは魔法攻撃に限られるため,物理攻撃タイプの遠距離武器は弓が初となる。
その実力はというと,1か月前に導入された双剣がそうであったように,スキルが多彩で「実際に自分で動かしてみたい」と思えるものとなっている。
大きな特徴といえるのが,オオカミか鷹のどちらかを召喚して共闘できること。ソロで活動していると,敵に近づかれて得意の遠距離レンジで戦えないことも多々あるわけだが,共闘できるお供が増えれば得意なレンジを維持して戦いやすくなる。
また,罠を仕掛けるスキルもあり,罠で敵を足止めし,近づかれる前に撃破するといった戦い方も可能だ。もちろん,PRIDE OF SOULの特徴ともいえる,打ち上げスキルからジャンプしての空中戦へ移行する戦い方もできるので,一般的なゲームの遠距離職と比べると近距離で戦うことになっても無難に対処できそうだ。
すでに実装されている台湾での弓の評判を聞いてみたところ,新規サーバーの立ち上げと重なったこともあってか,新規で初めて弓を選ぶ人も結構いたようだ。複数のキャラクターを育てている人も多く,新しい武器の新しい操作感を楽しんでいるという。
なお,日本では弓の実装が決まったこともあり,1月30日にキャラクタースロットの増加を行う予定とのこと。すでに複数のキャラクターを育ててスロットが満タンであっても問題ないので安心しよう。
現在のPRIDE OF SOULの高レベルプレイヤー間では,入手困難とされる呂布を仲間にするクエストと,1月16日に実装された名将評議システムとそれに付随する「錬成」で「赤兎馬」を入手するクエスト,そして,1月9日に実装された最大240名による大規模PvPシステム「三晋の戦」が好評であるという。この三晋の戦は,エンドコンテンツ不足の懸念から,本来なら2月に入れるはずだった予定を1か月ほど前倒しで導入したものだという。毎日16時と21時の2回行われるが,その参加予約は数分で満員になるほどの盛況ぶりだ。
毎月1回のペースで行われている冬の3大アップデートで,さまざまな要素が追加され,エンドコンテンツが少しずつ充実してきている。公式サイトで発表されたロードマップでは,2月に多くのプレイヤーが望んでいるという「レベルキャップの開放」も予定されているので,それまでは今回導入される日本マップで新規名将集めを楽しんでみてはどうだろうか。
「PRIDE OF SOUL -舞翔伝-」公式サイト
- 関連タイトル:
PRIDE OF SOUL -輪廻の章-
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