
連載
一度ですべてを描け。スマートフォン向け「一筆書き」を紹介する「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」第114回
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スマートフォンには相当な数のゲームが存在しているが,「じゃあ,どれが面白いの?」「そもそも,数が多すぎて好みのタイトルが探せない!」と思っている人も少なくないはず。 そんな問題を解決すべく,スタートした連載が「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」だ。話題の新作タイトルからネタ要素多めのオモシロ系まで,スマートフォンのゲームを片っ端からプレイして(ほぼ)毎日お届けする。
誰もが子供の頃に遊んだことのあるだろうアナログな遊びが,スマートフォン向けアプリとなって再び人気を集めているケースが多い。今回の「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」で紹介する「一筆書き」(iOS / Android)も,そんな1本だ。
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iOS版「一筆書き」ダウンロードページ
Android版「一筆書き」ダウンロードページ
操作はすべてタッチで行い,一度の操作で画面上の図形をなぞることができれば成功,途中で行き止まってしまえば失敗となる。一度通った線に交わるのはいいが,同じ線をなぞってはいけない。紙で遊ぶ一筆書きと同じルールだ。
スタート地点を決めたら,正解,または失敗するまでは必ず進めなければならず,「一手戻す」といったことはできないので,行き止まったら最初からやり直しとなる。何度か失敗を繰り返すとヒントとしてスタート位置を教えてくれる親切設計なので,行き詰まることは少ないだろう。
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図形の数は,全部で200個とかなり豊富。特徴的なのは,後半の面では「2度なぞらないといけない赤い線」「ワープする黄色の点」「一方通行の矢印」など,正解に辿り着くまでの条件が次々に増え,難度も上昇していく。
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誰もが遊んだことがあるゲームだけに取っ付きが非常によい点はうれしい。筆者は,思考力で正解までの手順を導き出すのではなく,とにかく手を動かしてトライ&エラーで正解を探していったので,その分,なかなか正解へとたどり着けずにヤキモキすることも多かった。しかし,早ければ数秒でクリアできるので,達成感を小分けで感じられるあたりが楽しさのキモだ。
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素っ気ない画面ではあるが,手軽に何回も挑んでしまう中毒性はなかなかのもの。ワープやや一方通行といった,デジタルならではの仕掛けも楽しい。思考型のパズルとして楽しみたい人向けに,一度でも失敗するとゲームオーバーとなる「サバイバルモード」も用意されているので,ぜひチャレンジしてみてほしい。
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著者紹介:トリスター&馬波レイ
90年代中頃からライターとしてのキャリアをスタートし,セガ系雑誌を中心に記事執筆や取材活動に勤しむ。近年はゲーマガ編集部に所属し編集・ライターとして活動するも2012年に雑誌が休刊。現在はフリーのライターとしてゲームメディアを中心に活動中だ。わかりやすいルールで短時間で楽しめるスマートフォン向けゲームは,昔のアーケードゲームの匂いがして好きです。
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(C)2012 Ecapyc Inc.
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