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BenQ,垂直144Hz対応でアスペクト比21:9のレースゲーマー向け湾曲液晶ディスプレイ「XR3501」を世界市場で発表
一般的な16:9よりも1.3倍ほど横長なアスペクト比21:9のディスプレイは,ゲームにおいては横に広い視野によって高い臨場感を得られるという大きな特徴がある。
とはいえ,この種のディスプレイは一般用途向けの製品ばかりで,これまでのところ,ゲーマー向けと呼べる製品は,ディスプレイ同期技術「FreeSync」に対応するLG Electronicsの「29UM67-P」と「34UM67-P」程度しかなかった。また,この2機種も,最大解像度での垂直リフレッシュレートは60Hz止まりで,今や144Hz対応が当たり前といえるゲーマー向け液晶ディスプレイとしては,いささか物足りない面がある。
つまりXR3501は,アスペクト比21:9ディスプレイの弱点だった垂直リフレッシュレートを大幅に改善してきた製品というわけだ。
BenQではXR3501を,レースゲームと親和性の高い製品と位置付けており,リリース文の中でも「ありふれた家庭やオフィスを,F1モナコグランプリにおけるグランドホテルヘアピンやタラデガ※のピットに変える」とアピールしていたりする。
※米国アラバマ州にあるタラデガ・スーパースピードウェイのこと。NASCARのレースが行われるオーバルタイプのレース場である。
現時点では詳細な製品情報や仕様が公開されていないので,液晶パネル自体のスペックはよく分からない。G-SYNCやFreeSync(あるいはAdaptive-Sync)対応/非対応も不明だ。現時点で明らかになっているのは,暗部の視認性を高める機能「Black eQualizer」を備えていることくらいである。
はたしてこの製品が国内で発売されるのかもまだ不明ながら,アスペクト比21:9で高リフレッシュレート対応の液晶ディスプレイが欲しかったという人には刺さりそうだ。BenQの日本法人であるベンキュージャパンから発売のアナウンスが届くことに期待したい。
BenQによる当該プレスリリース(英語)
- 関連タイトル:
XL,XR,RL
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