連載
ずんだ餅大好きなずん子が日本全国をずんずん踏破! iOS向けアクション「東北ずん子」を紹介する「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」第126回
スマートフォンには相当な数のゲームが存在しているが,「じゃあ,どれが面白いの?」「そもそも,数が多すぎて好みのタイトルが探せない!」と思っている人も少なくないはず。 そんな問題を解決すべく,スタートした連載が「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」だ。話題の新作タイトルからネタ要素多めのオモシロ系まで,スマートフォンのゲームを片っ端からプレイして(ほぼ)毎日お届けする。
東北名物に「ずんだ餅」というお菓子がある。すりつぶした枝豆に砂糖を加えた「ずんだ」と呼ばれるあんをお餅にまぶしたものだ。そんなずんだ餅をモチーフにしたキャラクター「東北ずん子」ちゃんをご存じだろうか。Android向けのウィジェットとして発表された彼女だが,ついにゲームデビューを飾ったのだ。(東北ずん子公式サイト)
というわけで,本日の「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」では,iOS向けアクション「東北ずん子」を紹介しよう。
「東北ずん子」ダウンロードページ
「Start」ボタンをタップすると各ステージの攻略画面へと移るが,基本は横スクロールタイプのアクションゲームとなっている。画面下にある「←」または「→」ボタンで左右の移動,「JUMP」でジャンプ,「矢のアイコン」で得意技の「ずんだアロー」を発射可能だ。ちなみに,「AUTO」を押すと自動で移動してくれる。
画面左上にはクリアまでの残り距離と,東北ずん子の体力が表示されており,体力が尽きる前に残り距離が0mになるまで進めればステージクリアとなる。ただし,東北ずん子の体力は時間とともに減っていくため,あまりのんびりしているとゲームオーバーとなってしまうので注意が必要だ。
ステージ内には,都道府県の特産品や名物が敵として登場するので,ずんだアローで攻撃して倒しながら進んで行こう。敵を倒すとたまにずんだ餅が出現し,これを拾えば東北ずん子の体力が回復するので,積極的に拾っていくといいだろう。
ステージクリアまでの距離は,都道府県によって異なり,面積の狭いところほど,クリアまでの距離が短い。たとえば東京は1000m,北海道は25000mといった具合だ。
画面の上半分では,ずん子の姉妹である「東北きりたん」や「東北イタコ」が,都道府県の豆知識を教えてくれるので,ゲームを遊びながら都道府県について学べる,なんともお得なゲームなのである。とはいえ,難しいステージでは読んでいる暇などないのが,少々残念だ……。
実に郷土愛に溢れた作品となっている本作。インタフェースや敵キャラクター,背景のデザインなど,改良の余地はありそうで,また,強制終了してしまう場面も多かったのは残念な点だ。とはいえ,ビジネスとは無縁のキャラクターコンテンツであるがゆえに,純粋に応援し,見守ってみたくなる。震災の影響で未だに大変な思いをしている東北のためにも,このゲームを通じて少しでも思いを寄せることができれば,と願ってやまない。
「東北ずん子」ダウンロードページ
著者紹介:トリスター/目代将規
ゲームやアニメの書籍企画,編集,シナリオライティングや広告制作なども手がける編集プロダクション「トリスター」所属。スマートフォンならではのゲームや,一瞬で遊べてしまうゆるいゲームが大好物。好きなゲームのジャンルはRPGとアドベンチャー。“モンハン”好き。
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