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[CES 2018]ゼンハイザー,新世代ハイエンドヘッドセット「GSP 600」発表。注目のGAME ZERO後継機,まずはその音を聴いてみた
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印刷2018/01/09 17:00

テストレポート

[CES 2018]ゼンハイザー,新世代ハイエンドヘッドセット「GSP 600」発表。注目のGAME ZERO後継機,まずはその音を聴いてみた

 デンマーク時間2018年1月9日,Sennheiser(ゼンハイザー)は,Sennheiser Communicationsのゲーマー向けアナログ接続型ヘッドセットの新製品「GSP 600」を発表した。価格未定ながら,世界市場では2年保証付きで2018年春に発売予定となっており,同社はCES 2018の会場で実機を披露するとのことだ。

GSP 600
メーカー&問い合わせ先:Sennheiser Communications
価格:未定(※2018年1月9日現在)
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 Sennheiserによると,GSP 600は,密閉型ヘッドセットの従来製品「GAME ZERO」(※リリース当初は「G4ME ZERO」)の後継という位置づけ。2017年11月のインタビュー記事中において「来年出る」と予告されていた後継機は,思いのほか早く,市場へ登場することになるわけである。
 4Gamerは,そんな注目の新製品,その「Gamma build」(ガンマビルド)とされる開発途上版サンプルを入手することができた。最終製品版とは細かな部分が異なると思われるが,外観はほぼ完成しているとのことなので,今回はファーストインプレッションとして,このサンプルを用い,Sennheiserの新世代ハイエンドヘッドセットの可能性を探ってみたいと思う。


本家のヘッドフォンより格好いい(!?)外観にアイデアが満載


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 おそらく,GSP 600で最もインパクトがあるのは,その外観だ。「HD 500シリーズをゲーム用に」(Sennheiser)というコンセプトのGAME ZEROは,よくも悪くも本家Sennheiserのヘッドフォン的なデザインを採用していたわけだが,GSP 600は端的に述べてシャープなデザインであり,GAME ZERO(やHD 500シリーズ)と比べて,明らかに洗練された印象がある。

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 最近のゲーマー向けヘッドセット市場では,従来からのギーク風デザインだけでなく,スポーツカジュアル的なデザインも台頭しつつあるが,GSP 600のそれは,どちらとも異なって見える。あえて言えば,Sennheiserという成熟したブランドらしい落ち付きを保ちつつ,ゲーマーが「格好いい」と思える外観に仕上げた,といったところだろうか。
 ヘッドバンドはGSP 300シリーズ,エンクロージャに統合されたブームマイク接合部にボリュームノブといったあたりはGAME ONE/ZEROシリーズからGSP300まで共通のデザインを踏襲していると分かるのだが,そういった従来製品と比べても実装レベルで圧倒的な高級感があるため,ぱっと見,そうは思えない。

エンクロージャは,左耳用が回転式のマイクブーム,右耳用が回転式のボリュームコントローラをそれぞれ統合。この仕様はGAME ONE/ZEROシリーズ(やGSP 300シリーズ)と同じだが,たとえばノブ1つとっても,高級感がこれまでとは異なる
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ヘッドバンドの基本仕様はGSP 300と同じSplit Headbandだ。クッションは実測最大約13mmとかなり厚い。ちなみに装着時の前後方向にわたる幅は最長部で実測約57mmだった
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 ヘッドバンドの話が出たので続けると,実はここにも,大きな改良が入っている。
 装着時の前後中央を境にして2つに分かれ,さらに通気性のよいメッシュ素材で覆われた柔らかいクッション部も左右中央を境にして分かれる「Split Headband」仕様自体は,いま述べたとおり,GSP 300シリーズと同じ。ただし,GSP 600では,この「装着時の前後中央」部に左右1個ずつ,計2個のスライダーが用意されており,これらを動かすことで,ヘッドバンドの締め付けの強さを無段階で調整できるようになっているのだ。スライダーは,左右中央に近づけると締め付けが弱く,離すと強くなっていく。

スライダーは左右別に調整可能。よく見ると分厚いヘッドバンド部にはスライダー用のレールがあるのも分かる
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 実際に装着して,スライダーをいろいろ動かしてみると,最も中に寄せたときもボトム側が浮いたりすることはなく,最も外に寄せたときもぎゅうぎゅうと締め付けられることはなく,頭頂部のストレスなしにカチッと装着できる心地よさがある。高級感のある装着感,と言ってもいいだろう。
 見た目がよくなっただけでなく,装着時の快適性をさらに増すアイデアも,GSP 600は実装してきたというわけである。

左から順に,スライダーを最も中に寄せた状態と,真ん中くらいに合わせた状態,最も外に寄せた状態。スライダーを外へ動かすにしたがって,ヘッドバンドがより起き上がった感じになり,締め付け感が強くなる
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 ヘッドバンドでつながる左右エンクロージャは,ツヤ消し黒を基調としつつ,メタリックな赤と銀のパーツで色味にアクセントを付けたタイプだ。メタリックな赤は落ち着いており,銀もマットな感じで,いずれにせよケバケバしくない。

可動範囲は前後上下だが、前方と上方にはほとんど動かず,せいぜい5度〜10度くらい。後方と下方には30度前後回転するようになっていた。この可動機構をSennheiserは「Solid Metal Hinge Design」と呼んでいる
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 耳の形に合わせてボトム側がトップ側より前にくる設計で,これによりエンクロージャのサイズを無闇に大きくすることなく,より多くのユーザーの耳へフィットしやすくなる(=耳がイヤーパッドと当たらない)という,Sennheiser伝統のエンクロージャ形状は健在だ。

エンクロージャのサイズ感そのものはGSP 300シリーズと同じくらいだ
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 ハードウェアのデザイン面で注目すべきポイントは,実のところエンクロージャ部,正確にはイヤーパッド部にもある。というのも,外から見える側面部分が合皮,肌に直接触れる部分はよりマットな肌触りのスエード調合皮,さらに内側の,耳が入る部分はメッシュ素材と,面の素材がすべて異なるのだ。見た目を合皮素材でハードに見せながら,肌当たりはマットでサラッとした感触にし,熱気が籠もりやすいイヤーパッド内部通気性をよくしているのだと思われる。ここまで凝ったイヤーパッドを見るのは,筆者も初めてである。
 なお,耳の入る部分も楕円ではなく,きちんと耳の形になっていた。

イヤーパッドは装着時の最長辺で前後方向が実測約80mm,縦方向が同110mmで,厚みは約20mm。着脱可能だ
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スピーカードライバーは角度が付いており,装着時,わずかながら前方から音が再生される設計となっている
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マイクブームはお馴染みの,大きなもの。口より下にブームを持ってきて,マイク部分が視界に入らないよう調整するとよい
 なお,スピーカードライバーの口径は例によって未公開。GSP 300シリーズと同様,スピーカードライバーは若干傾いていて,装着時,わずかにユーザーの斜め前から音が鳴るようにすることで,定位感を向上させようという設計になっている。

 ブームマイクは一目でSennheiser Communications製だと分かる,「例の」タイプで,全長は実測約120mm。中央のみゴム製で,ここで軽く曲げられる一方,狙ったところにピタリと設置できる感じではない。ゴム部分とプラスチック部分の境,2か所にメタリックな赤いラインが入ったのは新要素と言えるだろう。
 マイク部分のサイズは実測約18(W)×32(D)×12(H)mmで,両面に8個ずつ,金属メッシュ入りの空気孔があった。

マイク部分の形状や大きさは「伝統の」Sennheiserスタイル。つや消しの黒で,ここも格好よく見える
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 最後にもう1つ,アナログケーブルが取り外し式になったことも,地味ながら重要な変更として紹介しておく必要があるだろう。本体側の端子は4極だが,3.5mmミニピンより小型で,2.5mmミニピンよりも短い気がする,あまり見たことがないものだ。
 ケーブル部分の長さは実測約1.26m。メッシュで覆われ,柔らかく取り回しがよい。入出力機器との接続端子はL型の4極3.5mmミニピンで,別途,3極3.5mmミニピン×2への変換ケーブルもしくはアダプターが付属するそうなのだが,今回入手したサンプルには付属していなかった。

ケーブルを除く本体実測重量は約390g。ケーブル部分は長さが端子部分を除き実測約126cm。メッシュで覆われ,柔らかく取り回しがよい
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出力音質傾向は「高強低弱ながら重低域がしっかり」という,イマドキの路線


 ということで,冒頭でお断りしたとおり,今回はファーストインプレッションとして,ステレオ2chの出力音質傾向のみをチェックしてみたい。周波数特性をテストする具体的なやり方は,「4Gamerのヘッドセットレビューなどにおけるヘッドフォン出力テスト方法」にまとめてあるので,そちらを確認してもらえればと思う。

今回のテストに用いたリファレンス波形
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 本稿で示すテスト結果において,波形スクリーンショットの右に示した画像は,それぞれ「得られた周波数特性の波形がリファレンスとどれくらい異なるか」を見たものだ。これは4Gamer独自ツールでリファレンスと測定結果の差分を取った結果で,リファレンスに近ければ近いほど黄緑になり,グラフ縦軸上側へブレる場合は程度の少ない順に黄,橙,赤,下側へブレる場合は同様に水,青,紺と色分けするようにしてある。

 差分画像の最上段にある色分けは左から順に重低域(60Hz未満,紺),低域(60〜150Hzあたり,青),中低域(150〜700Hzあたり,水),中域(700Hz〜1.4kHzあたり,緑)中高域(1.4〜4kHzあたり,黄),高域(4〜8kHzあたり,橙),超高域(8kHzより上,赤)を示す。

 結果は下に示したグラフのとおりで,一見して分かる高強低弱型とまとめられるだろう。あえて言えばGSP 300に近く,GAME ZEROとはまったく異なる。
 最も強いのは4〜8kHzあたりの高域となり,9kHz付近より上で落ち込み始め,16kHz付近以上は20kHz付近くらいまで,グラフ中央より18dBほど低いところに留まる。1.5kHzより下は,125Hz付近まで,180Hz付近の凹みを除くと総じてフラットに近い。
 低域は50Hz付近が一番強く,その下は20Hz付近までフラットなので,「重低域までしっかり存在している」ことも確認できる。中域のなだらかさと,重低域の落ち込まなさは,いかにもハイエンド機という印象だ。

非常に分かりやすい高強低弱型の周波数特性。ただし,明らかに強い部分を除けば全体的にフラットに近く,また低域より下の帯域がまったく落ち込まない
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 実際に音楽を聴いてみても,間違いなく高強低弱型であり,高域はやはり強めだ。こういう喩(たと)えが正しいか自信はないのだが,いわゆる「高級なハイレゾ対応ヘッドフォン」のような聞こえ方である。高域の歪み感は少なく,実にキレイだ。筆者のような,低強高弱の音質傾向を好む人だと,音量次第では高域がきつすぎると感じるかもしれないので,その場合はボリュームを落としたほうがよかったりするかもしれないが,気になるのはそれくらいだ。
 今回はテストスケジュール的にゲームでの検証はできていないが,高域が強く,定位感が抜群なので,「情報としての音」を拾う用途でも大いに期待が持てる。

 面白いのは,そういう傾向でありながら,ジャズのアコースティックベースなど,重低域をたっぷり含む音源では,それらがきちんと聞こえること。高域のほうが確かに強いものの,同時に重低域もしっかり存在するのだ。
 個人的には,低域がすっきりしているのも印象的なのだが,これには,高域との間にある相対的なバランスが良好であるのはもちろんのこと,125〜200Hzくらいのところにある波形レベルの凹みも影響しているのではないかと考えている。


「ゲームのサウンドと真正面から向き合う」印象が強いGSP 600


製品ボックス
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 GAME ZEROの後継となるSennheiserブランドの新世代ハイエンドヘッドセットということで,まずはハードウェアを概観し,出音(でおと)をチェックしてみたわけだが,この時点ですでに「期待を裏切らないどころか,期待を大きく上回る,トンデモない製品が出てきた」という思いで一杯である。まさか「あの」Sennheiser製ヘッドセットに対して,「高級感のある見た目と装着感」的な表現を使うことになるとは思わなかった。
 最近の,スポーツカジュアルに振っている競合他社製品のようなカジュアルさは微塵もない。カチッとした装着感で,ゲームに真正面から向き合うタイプの製品だと言えそうである。

 出力音質の傾向は,GAME ZEROの低強高弱さと大きく異なるわけだが,ここは「時代に合わせた」という理解をしている。重低域はしっかりと存在しているので,あとはこの音質傾向が好みか否かという話になるだろう。繰り返しになるが,高域と強さと,中域のフラットな滑らかさは,情報としての音を認識するにあたって良好な結果をもたらすことが予想されるので,最終製品を用いたテストの結果への期待も高まる。

画像集 No.028のサムネイル画像 / [CES 2018]ゼンハイザー,新世代ハイエンドヘッドセット「GSP 600」発表。注目のGAME ZERO後継機,まずはその音を聴いてみた
 発売当初,3万円台中盤の価格設定となっていたGAME ZEROの後継なので,普通に考えて3万円は下らない国内価格になると思われ,おいそれと購入できるような製品にはならないだろう。ただ,デザインと機能,そして出力音質傾向のどれを見ても,ゲーマーの所有欲を満たす製品になることはまず間違いないと思える完成度なのも確かだ。
 GSP 600の最終評価はあらためて製品版で行いたいと考えているが,発表時点では,「Sennheiserのハイエンドらしいヘッドセット」とまとめておきたい。

Sennheiser公式Webサイト(英語)

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