連載
やられる前にやりかえす! iOS向けアクションゲーム「2倍返しだ!」を紹介する「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」第383回
スマートフォンには相当な数のゲームが存在しているが,「じゃあ,どれが面白いの?」「そもそも,数が多すぎて好みのタイトルが探せない!」と思っている人も少なくないはず。 そんな問題を解決すべく,スタートした連載が「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」だ。話題の新作タイトルからネタ要素多めのオモシロ系まで,スマートフォンのゲームを片っ端からプレイして(ほぼ)毎日お届けする。
某大ヒットドラマの影響か,日常生活で「倍返しだ!」というセリフを耳にする機会が増えたような気がする今日この頃。本日の「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」で紹介する「2倍返しだ!」は,銀行を舞台に,主人公が窮地に追い込まれながらも上司の不正を暴いていく……のではなく,相手の攻撃を2倍にして返していくという設定のiOS向け作品だ。
「2倍返しだ!」ダウンロードページ
どういう設定なのかは分からないが,ゲームは主人公が多数の敵に襲われている場面からスタートする。敵はエネルギー弾をこちらにぶつけてこようとするので,その2倍の大きさ(面積)のエネルギー弾を作り,反撃をしていくのが本作の目的だ。
ただし,2倍は絶対厳守というわけではなく,ステージごとに「1.3倍〜2.8倍」といったような許容範囲があり,これに収まっていればクリアはできる。もちろん2倍に近いほど獲得スコアは高くなるので,ハイスコアを狙うならばぜひともジャスト2倍を心がけたいところだ。
主人公のエネルギー弾は拡大縮小を繰り返しており,タップした時点で大きさが固定されるので,タイミングを合わせて許容範囲内の大きさにできれば見事ステージクリア。スコアが加算されたあと次のステージへと移り,これを繰り返していくこととなる。
ステージによっては主人公がエネルギー弾を2つ出したり,相手のエネルギー弾は○の形なのにこちらは△の形だったりと,なかなかバリエーションに富んだ展開になってくる。
数や形が違うだけで2倍にするのは難しくなり,「これくらいかな?」と思っても案外大きすぎたり小すぎたり……といった場面が多くなる。試行錯誤しながらこの辺りのさじ加減を覚えるのが本作の面白さだ
中盤ではボスも登場し,特殊ルールとして「3倍返し」が必要になる場面も出て来る。2倍返しよりもさらに判定がシビアになるので,集中して臨もう。ほかにも,一度しかエネルギー弾の大きさが確認できないといったやっかいな敵が出現するので,己の直感と想像力を働かせ,うまく2倍返しするのだ。
全体的に地味なゲーム画面ながら意外とハマってしまう中毒性がある本作。サクサクと進められるテンポの良さは,初期の良作スマートフォンゲームたちと同じ香りを感じた。
面と向かって「倍返しだ!」とは言えなくても,このゲームならたまった鬱憤を晴らせる……かもしれない。
著者紹介:トリスター/目代将規
ゲームやアニメの書籍企画,編集,シナリオライティングや広告制作なども手がける編集プロダクション「トリスター」所属。スマートフォンならではのゲームや,一瞬で遊べてしまうゆるいゲームが大好物。好きなゲームのジャンルはRPGとアドベンチャー。“モンハン”好き。
「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」記事一覧
- 関連タイトル:
2倍返しだ!
- この記事のURL:
キーワード
(C) strawberrygohan