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[G-Star 2017]北米で再起をはかる「Wild Buster」。復活を遂げて再び韓国でサービスが行われるのか。そして日本への展開は?
本作は,実のところG-Star 2013のSTAR DUCKSブースにも出展されていたSF-MMORPGで,これがどんな作品なのかは,4Gamerでも以前に取材し,記事を掲載している(関連記事)。Nuri Worksはその開発元というわけだ。
ただ,本作の状況を調べてみたところ,韓国ではすでにサービスが終了しているという情報があり,あまり良い状況ではないらしい。ならば,なぜ今回のG-Star会場に,Wild Busterを前面に出したブースを出展しているのだろうか。その理由が気になったので,ブースにいた同社のゲームビジネス部門マネージャであるSunghoon Park氏に話を聞いてみた。
最初に韓国での状況を確認したところ,本作は開発が遅れていたこともあって,2017年3月に韓国での正式サービスを開始したそうだが,完成度の問題もあり,プレイヤーからの反応はあまり芳しくなかったのだという。そして結局,前述のとおり10月で一度クローズする決断をするに至ったそうだ。
しかし,それで終わりというのではなく,同社は北米やヨーロッパに向けてサービスを予定しており,現在改修を行っている最中とのこと。そのうえで,韓国でも再始動したいのだという。つまり他国でのローンチを経ることで,改めて再起を図ろうという狙いなのだろう。
ちなみに本作は,2013年当時に24種類のプレイアブルキャラが存在するということだったが,今後は40〜50種類ほどまで増やしたいとPark氏は話していた。ただ,欧米でのローンチ時は12〜14キャラでスタートする予定だという。
実際はもっと多くのキャラが用意できているが,プレイヤーを飽きさせないため,あえて順に追加していく予定なのだそうだ。なお2013年のときと比べると,2つだったPvPモードが4つになっているなど,コンテンツの追加も行っているそうである。
欧米で成功し,韓国で再起できるのかは未知数だが,ほかの国に向けての展開はどうなるのかも聞いてみた。Park氏は,まだこれからの話になるけれどと前置きしつつ,アジアや日本に向けて,それぞれにローカライズを行ったうえで展開したいと話していた。いずれにしても,欧米,そして韓国での成功あってのことになると思うが,これらの決断が功を奏すのか,続報に注目したい。
「Wild Buster: Heroes of Titan」公式サイト(英語)
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Wild Buster
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